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 24日に神戸で片山善博・鳥取県知事の講演があった。
 テーマは, 
     「災害復興について」
であるが,講演で訴えられたのはポイントはただ一つ。
     ミッションを忘れていないか
ということだった。

 「ミッション」というのは使命。
 「誰のために」,「何をするのか」ということを忘れていなければ,何事も方向を見誤らないし,これを間違うと変な方向に進むということだ。

 講演中にたとえ話で出てきたエピソードだが,
   ◇一部支援者のためだけに汗をかく議員
     (=市民のために制度を良くする使命を忘れ,選挙当選だけを考えている)
   ◇自分のメンツのために復興制度を限定する役員
     (=被災者を元気にする使命を忘れ,前例や体面を考えている)
というのは全くうなずける。

 私たちの取り扱う「法律」も同じだ。
 上手な法律の使い手と,形ばかりの法律家の違いは,「ミッション」を持っているかどうかによる。
 法律には,「趣旨」や「立法目的」がある。これがミッションだ。
 素人法律家や,やたら細かい条文ばかりを振り回す法輩(腕の悪い弁護士や,レベルの低い裁判官)は,文字面だけを見てどーのこーの偉そうに言う。
 しかし,
   「その法律は何のために制定されたのか」
というところを忘れている場合,その結論は,間違っていることが多い。
 自分自身への反省も含めて,肝に銘じなければならないと思った。

 私は,「復興法としての憲法の機能」について講演をしたが,片山知事は,これを受けて,
   ◇憲法の役割
   ◇立憲主義の本質
   ◇憲法の意味を理解していない役人・政治家
について明快なコメントを発してくれた。
 この発言にも感動をした。

 このシンポで得られたものは貴重だと思うので,引き続き何らかの形に残したいと思う。

神戸新聞3月25日の記事(→こちら)より引用
20070326063537.jpg「復興の使命、認識を」 鳥取県知事、神戸で講演
 二〇〇〇年の鳥取県西部地震で住宅再建への公的支援を実施し、今年四月で退任する同県の片山善博知事が二十四日、神戸市中央区で開かれた「『災害復興ガイド』出版記念シンポジウム」で講演した。「復興の目的は被災者の暮らしをできるだけ元に戻し、絶望を少しでも希望に変えることだ」と、被災者支援の根幹について語った。

 市民団体「兵庫県震災復興研究センター」(神戸市)などが、本の出版に合わせて主催した。
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