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社会保険庁の解体法案をきっかけに,年金問題が注目を集めることとなりました。

郵政法案なんかより,とっても大事な問題だと思いますが,ちょっと視点を変えてみると,これまで起きていたいろんな問題の応用問題のように思えてきます。

 年金事業は,国が直接に責任を負っていましたが,これからは特殊法人に仕事を移してしまうので,国は直接の責任を負わなくなります。
 国の責任は,
   直接責任→監督責任
という軽いものに変わります。要するに年金の民営化ですね。

 行政の事業を民営化した結果生まれたものとして,
    ◆建築確認業務の外部委託による耐震偽装問題
    ◆国鉄の民営化による利益至上主義で脱線事故
    ◆農水省から切り離した緑資源機構の談合問題

があります。


 5000万件の記録漏れなど,年金事務のいいかげんさが問題視されていますが,このような事態が起きたのは,
   一人ひとりの国民の利益  全体の仕事を終えること
という発想で,「やっつけ仕事」を繰り返してきたことの積み重ねですね。

 一人ひとりの権利よりも,全体の処理を優先させようという発想は,
    ◆厚生省の極端な限定主義(基準からちょっとでも外れると切り捨てる)
    ◆ニート,ダメ教師,非行少年など,人間の切捨てだけでフォロー無し
    ◆全体主義を強調しようとする教育改革の方向性

と同じ路線上にあるように思えます。


 年金の不安は,これから高齢者が増大して,本当に将来自分たちに十分な年金が支給されるのだろうか,というところに本質があります。
 つまり,事の本質は,
   年金の財源の問題
ではないですか。これは,日本年金機構に移したからといって解決する問題ではありません。

 あてもないのに「絶対に大丈夫」などと言ってお金だけ集めて,本当のところがどうなのか分からないというところは,
    ◆ネズミ講やマルチ商法など無限連鎖集金の破綻の構図
    ◆絶対大丈夫と思っていた大手銀行や大手生保の倒産

と同じではありませんか。


 時効が問題なると一夜漬けで特例法を作って本質から逃げ,追及を受けると菅厚生相や歴代社保長官が悪いと犯人探しをし,諸悪の根源は社会保険庁だから早く潰してしまえ,という発想もおかしいですよね。これって,木を見て森を見ない,
   トカゲの尻尾切りの論理
であり,適当にお茶を濁して逃げちゃおうという煙巻き戦法です。 

 根本の原因に迫らせずに,死んで逃げちゃおうというのが,
    ◆自殺で事のうやむや化を図った松岡農水相
の姿勢そのものです。


どれもこれも,論理必然というわけではありませんが,どうしても頭の中で重なり合ってオーバーラップするのです。

確かに,年金問題を「政争の具」にするのは愚の骨頂ですが,
しかし,年金問題を「具」に,社会や政治のことを考える良い機会だと思います。


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