西村眞悟衆議院議員が有罪判決を受けたというニュースですが(→朝日新聞はこちら),実は,一部無罪というところが,非常に大事です。

 西村議員は弁護士です。

 今回有罪になったのは弁護士法違反(←これはこれで,実に情けないが)。
 無罪になったのは,組織的犯罪処罰法違反罪です。

 この組織的犯罪処罰法というのは,マネーロンダリング規制法であり,ゲートキーパー法(依頼者密告法)と,同源の法律なのです。
 「犯罪収益」の対象となる“犯罪”も,共謀罪と同じ長期4年以上の犯罪の全てに拡張する法案が先の国会でも上程されていました。

 今回,この罪名で弁護士をしょっぴいたのは初ケースですし,検察は,なみなみならぬ意欲で,先例を作ろうとしています。

 これで有罪判決を獲得すれば,
   弁護士が組織的犯罪処罰法の規制対象とする前例
ができるわけです。

 次の共謀罪(改名して「謀議罪」)や,依頼者密告法へのステップになるわけです。

今回の判決は,水際でこれを食い止め,無罪としました。
西村氏はともかくとして,この判決が,今後の共謀罪の導入を加速する形にならなかったのは,一つの成果です。

もちろん検察は控訴です。まだまだ先行きがどうなるかは分かりません。

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