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 最近は,わが国にもコンプライアンス思想が広がってきた。
 不祥事が発覚したら,昔だったらゴマカしたり隠蔽したりしてたけど,最近は,
   ①率直に非を認めて,
   ②責任を取る
というプロセスが,当たり前のように根付いてきた。

 最近は,もう一歩進んで,
   ③原因をはっきりさせて,
   ④安心できる対策を講じる,
というところまでやらないと,社会の要請に応えたことにならない,という感じになってきた。


 さて,選挙が近くなって,バタバタと政府の選挙向け対策が矢継ぎ早に打ち出されている。

 太田農水大臣は,汚染米の責任を取るという名目で,サッサと辞任した。
 前回の総選挙大敗の二の轍を踏まないようにしようということだろう。
 しかし,これは,コンプラ的に言うと,①非を認めて,②責任を取る,というところ止まりで,中途半端だ。
 ③原因と④対策,という点では全くお粗末である。
 辞めるというのは,わが国では,一見,潔い責任の取り方に見えるが,本当はあんまりよろしくない。

 舛添厚労大臣は,後期高齢医療制度を廃止を検討する,と宣言した。
 これも,後期高齢医療制度について,①制度の非を率直に認めた,というところで意味がある。
 しかし,②責任,③原因,④対策,という点では,全て選挙後に先送りするもので,はなはだ不透明である。
 聞くところによると,これは舛添さんの個人的な見解に過ぎないとのこと。
 不祥事を起こした企業が,役員の個人的なコメントで事を済ませることなど許されない。

 選挙が近くなると,国民や市民に直接向き合うことになるので,国民のためにならない施策を,率直に見直す契機になるので,やっぱり民主主義はいいもんだと思う。

 しかし,ムードに流されて,いいかげんなところで手を打つのは,コンプライアンスの発想からすると,非常に良くない。
 選挙に当たって,何が社会の要請なのかをしっかり見据えて(③),きちんと対応(投票)すること(④)が,国民自身にとってのコンプライアンスである。
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