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 求刑4年で,懲役2年6月の実刑判決でしたが,実務に携わる弁護士の感覚からすると,ずいぶん重い判決だったと思います。
 社会や世論の感覚からすると「当然だ」とか「それでも軽い」という意見の方が多いかも知れません。

 私はホリエモンは嫌いなのですが,それでもやっぱり重いなあと感じます。

 彼の罪状は,粉飾決算なんですけど,他の大事件と比べると粉飾額は小さいんですよね(Web記事より/判決認定額かどうかは不明)
           粉飾額      判決
  日本長銀    3130億円     執行猶予
  日債銀     1590億円     執行猶予
  山一証券    2700億円     執行猶予
  西武       名義の偽装     執行猶予
  カネボウ     800億円     執行猶予
  ライブドア     53億円     実刑


 裁判所の判決によれば,
   ・見せかけの成長を装った点で,
   ・損失を隠蔽しようとする過去の例とは違う
というんですけど,
   「投資家の判断を誤らせた」
という法的に保護すべき利益(これを「法益」といいます)の侵害の本質は基本的に変わらないのですよね。

 やっぱり,市場経済に与えた影響という法益侵害なんかよりも,
   ◆マスコミなどを騒がせた社会的な影響(ゴシップ)
だとか,
   ◆反省していない態度(裁判官の印象)
が量刑に大きく影響しているんじゃないかなと,正直,感じました。

 ちなみに,私は今回の量刑が重いことを批判するつもりはあんまり無いのです。

 むしろ,民事裁判で,もっともっとひどいことをしている先物会社や悪徳商法の輩に対する対応が甘すぎる!
 また,JR西日本のように,人の命を軽視して重大な結果を招いた企業に対する法的・社会的な責任の追及も甘すぎる!

 裁判所は,今回のホリエモンに向けられた厳しさと同じような厳しい態度を向けるべきであって,裁判の社会的機能という観点から,民事と刑事のバランスを考えてもらいたいと感じています。

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