上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 いわゆる沖縄ノート集団自決訴訟は,被告となった大江健三郎さんらの勝訴の判決となった。
 私の感覚からすれば,当たり前の結果である。

 ただ,この裁判の意義を考えてみると,本当の意味で「訴えられている人」が誰なのかを,再認識しておく必要があるだろう。
 私は,当事者である旧日本軍の元少佐らの行動が問擬されているだけはないと思う。
 社会的に見れば,この裁判で「訴えられている人」は,「教科用図書検定調査審議会・日本史小委員会」の委員たちではないだろうか。

 教科書検定でも,この裁判でも,「日本軍の自決命令」の有無が議論されてきた。

 この点,裁判所も「命令」という事実の有無については言及を避けたけれども,
    「集団自決については日本軍が深くかかわったものと認められる」
という,核心部分について,はっきりと認定をした。

 この裁判所の判示部分は,
  “事実の些細な表現方法に拘泥するあまりに,大きな流れや,真の本質を見失うような議論はやめなさい”
と諭しているように思えるのである。

 他方で,裁判所は,判決中で,次のような事実を,はっきりと認定している。
◆渡嘉敷島では防衛隊員が身重の妻等の安否を気遣い数回部隊を離れたために通謀のおそれありとして処刑された

◆米軍に庇護された2少年と,投降勧告に来た伊江島の男女6人が処刑された
 これら9人の不条理な死という歴史的事実こそ,一人ひとりの国民生活に与える脅威としては大きいのではないか。
 また,軍の「狂気」を端的にあらわしている確実な史実と言えるのではないか。

ooesosyo.jpg この判決要旨を見ると,歴史教科書に,こういった事実を記載して後世に伝えていく必要がある,と示唆しているように思える。

 この裁判に関する詳しいことは,
「大江健三郎・岩波書店沖縄戦裁判支援連絡会」のHP
のご一読をお勧めする。
スポンサーサイト
 今年4月25日に,JR福知山線事故から丸3年を迎える。

 今年も,あの日のことを忘れないようにするために,多くの取り組みが予定されていて,私も参加している
     「思いをつなぐ連絡会2008~4月25日は忘れない」
では,それぞれの取り組みを「つなぎ」あっている。

 そのトップバッターとして,明日,次の催しが予定されている。
 お時間のある方は,是非,ご参加いただきたい。
4・25メモリアル市民の集い
~語り合おう・語り継ごう・あの日のこと・これからのこと


 日時:平成20年3月23日(日) 午後2時~午後4時

 場所:尼崎市小田公民館(⇒こちらより/現場近くです

       無料


 内容 1 追悼コンサート:合唱団フロイデンコール
     2 朗読「葉っぱのフレディ~いのちの旅~」
       「命輝いて~鈴木順子さんから学んだこと」
       (五十嵐有香,五十嵐愛生,山本泰大)
     3 ピアノ演奏:「千の風になって」「アメージンググレース」


425memoriaru.jpg 主催 4・25メモリアル市民の集い実行委員会
 協賛 聖トマス大学 市民活動団体
 後援 兵庫県 尼崎市
 ここで注目して頂きたいのは,五十嵐有香さんと鈴木順子さん,鈴木もも子さんである。

 五十嵐有香さんは,当該車両に乗車していた負傷者の一人であるが,事故をきっかけに朗読劇グループ「うぃっしゅ」を立ち上げ,命の大切さを訴えている。
 鈴木順子さんは重傷者の一人であり,母親のもも子さんらの心を込めた看護で,命をつなぎとめた。

 その思いを,朗読劇に込めて送ろうというメッセージだ。
 きっと誰にも共通する大切な命題だと思う。

 以下,紹介のニュースを引用させていただく。
 ブログの更新もすっかりマイペースになってしまいました。

 やはり時間が足らないのかも知れません。

 最近は,年度末ということもあってか,事件も相次いでいて,
    ・立て続けに証人尋問があったり,
    ・最終準備書面を書いたり,
    ・判決をもらったり,
    ・調停が成立したり
と,何かと忙しい日々を送っています。


 ところで,今日は,国選弁護事件で,求刑のちょうど半分という判決をもらいました(⇒いわゆる温情判決ってやつです)
 事件そのものは言い逃れできる内容ではなく,前科前歴も多数かかえた人でした。
 ですから,な~んにもアピールポイントがないように思われた事件でした。
 しかし,被告人のことを信じて励ます知人の方が,ほんとうに一生懸命になってくれました。
 本人に毎日接見に行って励まし,手紙だけでも40通近くも書きました。
 その成果か,50歳を過ぎた本人が,「初めて人の温かさを知った」と言って,法廷で涙を流しました。
 男泣き事件。まさに,浪花節!
 裁判官も,検察官も,非常に人道的に扱ってくれた件でした。
 私自身も,経過と結果に,ジーンと来てしまいました。

 そんな小事件も織り交ぜながら,雑務に明け暮れる毎日です。


 そんなふうですから,ブログはサボっています。

 しかし,昨秋から取り組んでいるダイエットには余念がありません。
 最高体重(78kg)から15kg以上の減量に成功しました。

 しかし,弁護士会の集まりに行ったところ,「やせたねぇ」とか「シュッとしたねぇ」という褒め言葉は一つもなく,
  「貧相になったなあ」
  「なんか小さくなったわ」
  「老けたみたいや」
  「悪い病気か?」
などと散々でした。
 まあ,そんなもんでしょう…。
 私は,学生時代,「法律相談部」なるサークルに属していた。
 一見真面目そうな名前であり,実際,今の現役の学生さんたちは,この名前に恥じない極めて真面目な活動をしている。

20080315165624.jpg しかし,私が属していたころは,非常にゆるいというか,テキトーな活動をしていた。
 たとえば,コンパで一気飲みして救急車で運ばれたり,部室を雀荘化したり,禁止区域で花火に興じたり,とてもここでは言えないようなことをしたりして,
「アホーりつ相談部」とか,「イホーりつ相談部」とか,「ウッホッホウ相談部」
などと自称していた。
 今思うと,とても恥ずかしい。

 ただ,週に1回の定例相談会は,それ以前から現在に至るまで,長年にわたり絶えることなく継続されている。
 私が学生のころから変わることなく,神戸市中央区にある「神戸市総合福祉センター」の4階の1室を借りて,土曜日の午後2:00~3:30に相談を行っている。

 先日,別の用事で当該会館に訪れたところ,無料法律相談のポスターが貼ってあった。
 何を隠そう,このポスターの六法の絵を描いて,ポスターに仕上げたのは,この私である。
 懐かしさのあまり,思わず見入ってしまった。

 もちろん,学生なので,法律相談といっても,実務的なアドバイスが出来るわけではない。
 六法に書いてある法律の意味をお伝えするのが限界である。
 それよりもむしろ,相談者の方々の悩み事をじっくりと丁寧に聞いてあげるというところに学生相談の価値がある。

 そんな思いを込めて書いたポスターだが,あれから20年近く経って,人が次々に入れ替わりながらも,脈々と続いている活動の価値に小さな感激を覚える。
 サンテレビのニュースシグナルが始まってから約1年経ちます。

 今日のニュースシグナルの特集には,「丹波ひまわり基金法律事務所」の井村華子弁護士の活動の軌跡が取り上げられます。
 必見であります!
himawarikikinn.jpg
 井村華子さんは,東京で修行を経てから丹波地域に赴任して来られた弁護士ですが,とても高い志を持った法曹人です。
 柔和でおっとりした風貌ながら,パワフルかつ有能で,何よりも粘り強いガンバリ力をもって,この地域の司法の実現に寄与して来られました。

 たくさんいる弁護士の中で,こういう人に目を付けるところは,さすがサンテレビです。

(※なお,この本は,日弁連で出している「ひまわり基金法律事務所だより 第1集」です。丹波ひまわり基金法律事務所については,初代所長の東泰弘弁護士がレポートをしています。東先生も,とても高い志を持って,丹波の地でご活躍をされました。)

 今日の神戸新聞のテレビ欄の案内記事は次のとおりです。
 弁護士がいない,もしくは1人だけの「ゼロワン地区」に日弁連が開く事務所がある。
 そのうちのひとつ「丹波ひまわり基金法律事務所」の井村華子弁護士は,間もなく丹波での任期を終える。
 弁護士過疎地域の問題は「弁護士に相談することに気付かず,1人で抱え込むこと」と,気楽にのぞける事務所づくりが必要だと話す。
 この「気楽にのぞける事務所づくり」というポイントは,過疎地域だけの問題ではなく,市民を迎える全国の法律事務所の全てに与えられた大きな課題でしょうね。

 なお,この問題については,私も,ニュースシグナルの「法律シグナル」のコーナーで(第33回 11月13日放送分),「弁護士の過疎」ということで,コメントしていますので,ご参照下さい。
(⇒こちらにあります。

20080306075803.jpg ところで,井村先生はたいへん貴重な情報収集能力も備えておられます。
 取材を受けるだけにとどまらず,サンテレビの,マスコットキャラクター
   「おっ! サン」
のことを逆取材したようで(???),私に詳しく教えてくれました。

 おっ!サンは,神戸市長田区の出身なのだそうです。
 おっ!サンは,阪神ファンなのだそうです。
 おっ!サンのことを紹介するホームページもあるそうです。
 こちらから,おっ!サンのアニメが見られます!
 ⇒http://www.sun-tv.co.jp/oh/index.html
 おヒマがありましたら,どうぞご覧ください。
 アホかいな,と思わず苦笑すること請け合いです。

 キャラクター的には,「やわらか戦車」よりも,いいんじゃないかしら。

 きっと,おっ!サンのキャラは,関西人のノリにピタッとはまるのでありましょう。

 このようなメモパッドをいただきましたが,わが事務所でも,スタッフのみなさんに大人気でありました(しかし,よ~わからんなあ・・・)。
 本屋さんで,
nanikin.jpg   新 ナニワ金融道
       復活 銭闘開始!!編

を売っているのを見つけました。

 知る人ぞ知る,
   そして,
弁護士事務所にも置いてあることが多い,名著の続編です。
(初版が2008年3月8日とのことで,デキタテホヤホヤですね。)


 今回は,冒頭,主人公の灰原達之が,刑務所から服役を終えて出所するところから始まります。
 なかなかショッキングな幕開けですよね。

 この点,詐欺の共犯で逮捕されて,初犯なのに(一度,警察にお世話になったことがありましたっけ?)懲役1年6か月の実刑判決だったが,8か月で出所した,という設定も,相変わらずリアルな考証であり(=確定した刑期から,未決勾留日数を差し引いて,残りの7割程度で仮釈放される,という計算でしょう…),お見事です。

 章タイトルの中の
    「借金は麻薬やで・・・・」
というのも,核心を突いたひとことです。
 JR福知山線事故から間もなく3年目を迎えようとしている。

 あれほどの事故を起こし,声高に安全を誓っていたにもかかわらず,JR西日本では,その後も事故が相次いでいる。
 オーバーランなどの日常ミスも頻発している。

 なぜなのか!
という声は,事故の被害者の方々の心痛の叫びである。
 深い憤りの情や,やるせない思いが伝わってくる。

 こうも改善が遅々としている様子を見ると,
    何か根本的なところが間違っているのではないか
と考えるのが通常の感覚だろう。

 そういう観点から,端的にJR西日本の姿勢の誤りを断じた,これ以上にない有識者の意見がある。
 kokutetukaikaku.jpg
 JR東海の代表取締役会長(現在)である葛西敬之氏の著作
 国鉄改革の真実  「宮廷革命」と「啓蒙運動」
である。

 この本は,「国鉄改革3人組」と呼ばれた一人である葛西氏が,国鉄分割民営化を軸に,その実態をまとめた本だ。
 JRのことを骨の髄まで知り尽くしたトップが,JR西日本の姿勢について「不可解である」と断じているのである。

 以下はこの本の290~291頁からの引用である。
JR西日本の経営体力は明らかに他のJR本州2社に比べて脆弱性がある。
したがって,上場基準をクリアすることを急ぐのではなく,JR東海と同じように,できるだけ設備の強化,技術力の蓄積など内実を厚くすることを優先するのが自然と思われた。

 ところが,JR西日本は我々のやり方とは対極的な基本戦略をとった。
すなわち,

 ①「良質の危機感」を掲げて要員,経費の徹底的な効率化を進める。

 ②山陽新幹線を4地区に分割して,地区内の在来線と一元管理する。

 ③在来線のうちローカル路線を鉄道部として路線別経営管理を行い,組織の簡素化と技術者も含めた職員の多能化を進めることにより要員を削減する。

 ④リエンジニアリングすなわち管理部組織のフラット化により管理部門の要員を削減する。

 ⑤社員,特に現場管理者の早期退職を勧奨し,余剰人員を削減する。

 ⑥これらの施策により人件費を極力削減するとともに修繕費の効率化設備投資の重点化により極力経費を抑制する。

 ⑦かくして他のJR本州2社に遜色のない利益を計上し,早急に株式の上場,完全民営化を達成する。

 この「良質の危機感」政策は,短期的な成果は挙げうるかもしれないが,長期の持続可能性が問われるところであった。
JR西日本がなぜ短期決戦型の戦略を基軸に据えたのか,不可解である。
 
 こうしてみると,強調した部分(強調等は津久井による)の必然の帰結が,福知山線事故であると思えてくる。
 なぜならば,事故調査委員会の最終報告書でも指摘されていた,

   ■基幹の東海道本線への接続のために急カーブに付け替え,

   ■ローカル線と位置付けられた福知山線にATSの設置を遅らせ,

   ■運転士の技術力が非常に低下していた,


という重大な問題は,既に葛西氏の本の指摘の帰結ではないか。

 JR西日本の姿勢が根本的原因であるとすれば,それが改められない限り,JR西日本の安全を確信できる日が来ることはない。
 
 イージス艦「あたご」の衝突事故の件で,自衛隊の組織行動の原理が,浮き彫りになった。

 防衛省は,事故の当日,行方不明者の捜索活動にあたっていたヘリコプターを使って,報告に来た航海長らを運んでいたというのである。
(※新聞記事は,東京新聞の共同通信記事をどうぞ。
 どういうわけか(…というより,やっぱり!),この記事の扱いは小さい。
 そんな中,神戸新聞は朝刊1面トップ扱いだった。さすがだ。)


 今回の件では,防衛省は,行方不明の被害者の捜索よりも,組織内の報告行動を優先させた,というのがポイントである。



 さて,この報道に接して,30年前の横浜市での米軍機墜落事件を想起する人もいるだろう。
 私もそのひとりだ。

 横浜市での母子死亡事件は,「パパママバイバイ」で知られているが,思わず感涙する痛ましい事件だ。(⇒こちらをどうぞ
papamama.jpg(※ 絵本『パパママバイバイ (子ども平和図書館)』早乙女勝元著 
   または,
  『「あふれる愛」を継いで 米軍ジェット機が娘と孫を奪った』 土志田勇著 もどうぞ。

 簡単に紹介しておくと・・・
 米軍ジェット機が市街地に墜落して,市民が大やけどを負って苦しんでいる中,
 現地に到着した自衛隊の救難ヘリコプターが,ほとんど無傷だった米軍パイロットだけを乗せ,市民を置き去りにして帰っていった,という事件である。
 幼い2児は,一人は「ハトぽっぽ」を歌いながら,そして,もう一人は「パパママバイバイ」とつぶやきながら短い命を閉じた。26歳の母親は大やけどで数年の間,苦しみながら死んでいった。
 そんな,悲惨な事件であった。

 この事件が起こったのが,1977年(昭和52年)9月27日であるから,今回のイージス艦事故は,ちょうど30年半というところである。


 私たちは,30年前の事故から何を学び,何を反省し,何を改めてきただろうか。



 しかし…,
 私は,今回の自衛隊の対応を,法的に責めることはできないと思っている。
 なぜなら,法律上,自衛隊は,
    「国民の人命救助を最優先する」
とされていないからだ。

 自衛隊法3条には,自衛隊の任務として,
第3条 自衛隊は、我が国の平和独立を守り、国の安全を保つため、直接侵略及び間接侵略に対しわが国を防衛することを主たる任務とし、必要に応じ、公共の秩序の維持に当たるものとする。
と書いてあり,「国」と「公共」を守ることになっていて,国民の生命などは,あくまで国の安全を守ることにより,間接的に保護しているに過ぎないのである。

 憲法の大家である宮沢俊義先生も,「憲法講話」(岩波新書)の中で,
   統帥権の独立
という概念を解説している。

 歴史的・国際的に見ると,軍隊というのは,憲法のコントロールの枠外に置かれてきたということである。
 軍隊というものは,本来こういうものなのだ。

 したがって,自衛隊の組織行動の原理,本質からすれば,自然と今回のような行動に及ぶことになるのだ。


 私たちは,今回の件を通じて,30年前のこの重たい宿題に,もう一度向き合って考える必要があるのではないだろうか。
 私をはじめ,ブログで自由な発言を展開している諸氏に,注目すべき判決が出ました。

 東京地裁平成20年2月29日判決,いわゆる「ラーメン花月・日本平和神軍事件」です。
 インターネットを通じて,中傷する書き込みをしたとして名誉毀損罪に問われた方に,無罪判決がなされました。

 今,インターネットを通じた発言について,大きな規制法がヒタヒタと忍び寄ってきています。。
 総務省がテコ入れして進めている
    「インターネット上の違法・有害情報への対応に関する検討会」
での議論がそれであり,
    仮称「情報通信法」
が,ブロガーをはじめ,インターネットを利用して表現の自由を行使している人々に対する規制法となるわけです。

 この点については,ヤメ蚊弁護士さんのブログ(⇒たとえばこちら)で再三にわたって警鐘が鳴らされているので,是非,ご覧いただきたいです。

 弊ブログにいつも有益情報を下さるゴンベイさんも,
権利の上に眠る!?自称政治ブロガー
 ネット検索を参考にする限りですが、この判決に関して政治ブログを自称するところでも取り上げているところがほとんど無いように見えるのはどういうわけでしょう。
とコメントされているとおり,これは,明日は我が身と受け止めて,きっちり把握しておくべき判決だと思います。


 結論において,表現の自由を守った判決ですから,主任弁護人の紀藤弁護士さんが「画期的だ」とコメントしているように,拍手を送るべき面があります
(⇒紀藤弁護士のブログはこちら

 他方で,この判決を逆利用して,違法な言動が広がるおそれがないか,という「良識的」な意見も出ているようです。
(⇒たとえば東京新聞記事。 また,これとは違った観点で,小倉弁護士さんは,ネット上の情報の有価値性について,本件判決に警鐘を鳴らしています。こちらより

 私も,紀藤弁護士同様,この判決の結論は,ネット市民の個人的な表現を保護するものですから,支持すべきものだと思います。
 「表現の自由」の特性である「萎縮的効果」のことを考えると,個人の能力の限界を考慮した今回の判決のような考え方は,とても全うだと思います。

 表現の自由の規制は,やろうと思えば,いつでも簡単にできます。
 他国の例や,我が国の過去を取り上げるまでもありません。
 まさに,今,そういう現実が,目の前で「法律」のカタチで,成案化されているのですから。

 だからこそ,
    自由の保障は徹底的に大胆に
    規制はあくまでも慎重・厳格に
という姿勢でなければならないわけです。

 このような配慮を欠いた「インターネット上の違法・有害情報への対応に関する検討会」 の議論や,「情報通信法」の規制は,この判決をしっかり読んで,検討する機会を持つべきです。
 そして,
    個人の表現の自由
の重みを弁えて,規制方法を再考すべきだと思います。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。