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 7月20日に『大災害と法』が発刊されました。



 岩波の編集者さんが,新書の帯に

   「被災者のために法は何をなし得るのか」

   「平易な言葉で解説し,課題と改善策を探る」


と記載して下さいました。

 それが,本書を一言であらわしたエッセンスなのだろうと思います。



 本書を書くことになった動機は,「はしがき」の中に触れていますが,
もう少し突っ込んで言うと,次の3点にまとめられます。


 第1に,
     災害に関する法律を多くの人に知ってもらうための案内書が欲しかったこと



 第2に,
     法律は,被災者のためにこそ,作り,使い,解釈されるものだ,と言いたかったこと



 第3に,
     災害のたびに同じ失敗を繰り返す連鎖を,そろそろ断ち切りたかったこと



 ところで,

 故・日隅一雄さんは,『「主権者」は誰か--原発事故から考える』(岩波ブックレット)の中で,
   「あたらしい憲法のはなし」
をふんだんに引用して,おられました。

 私も,本書の終章のところで「あたらしい憲法のはなし」の一文を引用して,締め括りました。

 底流のところのどこかで,共通する思いがあったのではないかと,今,感じています。




 本書の「はしがき」の最後の段落を引用して,本書の紹介とします。

   「・・・本書にひとつ特色があるとすれば、被災者の生活目線に立ち、一人ひとりの人間にどんな意味があるのか、という点にこだわって法の役割を紹介しようとした点である。法は,災害時においては単なる乾いたルールではなく,人を救う力となり,再生への道標となるところにこそ真価があると考えるからである。その思いが少しでも伝われば幸いである。」




(本書のサイトです)

■ 岩波書店

■ アマゾン

■ 紀伊國屋書店
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 通称ヤメ蚊さん,日隅一雄弁護士さんを偲ぶ会が,東京會舘で盛大に行われている。

【ヤメ蚊さんのキャラ人形】
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 本当にたくさんの人々が参集している。

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 会場で発売されている本は,私も,今日初めて手にした遺作だ。
  『国民が本当の主権者になるための5つの方法』(現代書館)



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 この本をめくっていただくと,3つのサプライズに出会える。


 まず一つ目は,この本を脱稿したのが,亡くなるわずか2日前だった,ということだ。
 本当に,正真正銘,日隅さんのラストメッセージなのである。



 二つ目に,「あとがき」の中で,同僚だった海渡雄一弁護士が語っているが,日隅さんは,来る次の衆議院選挙への出馬を考えていた,ということだ。
 日隅さんは,この本のタイトルどおり「主権者となるための行動」を実践しようとしていたのである。



 三つ目に,この本には「大きな木の上の大きな目」という絵本が収録されている。
 これは,日隅さんがいう「みんなで見張る」ことのたいせつさが,やさしく伝わってくる。



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【生前,親交のあった,福島みずほさんや,澤地久枝さんらも駆けつけていた】

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 まもなく会が始まる。
 黙祷とともに,日隅さんの最後のメッセージを,あらためて心の中で,繰り返し繰り返し,反芻したい。

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