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 当たり前のように「過払金」(かばらいきん)という言葉が出回るようになりましたが、確かに、数年前までは、この言葉すらマイナーでした。
 「過払金」は文字どおり「払い過ぎたお金」という意味です。
 過払金それ自体は,不当利得(ふとうりとく)の一種であり,別にサラ金との間の金銭問題に限らない問題ですが、今ではすっかりサラ金への対抗手段としてメジャーになりました。

 過払金の発生の仕組みはどうなっているのか?」というご質問もいただきましたので、簡単にご紹介します。

 具体的に考えて見ましょう。

 つくいさんは、武富士から50万円を借りました。
 利息は年29.2%でした。
 つまり、年14万6000円=月1万2167円の利息を払わないといけません。
 つくいさんは、武富士に対する支払いを続け、8年かかってようやく返済を終えました。

 さて、8年間の間に武富士に支払った利息はいくらになるでしょうか?
 この8年の返済の間に、元金も少しずつ減ってきていました。ですから、ざっと概算すると、58万4000円ぐらいになる計算です(≒14万6000円×8年÷2)。

 しかし、利息制限法という法律があります。法律上、利息は年18%が上限とされています。
 これを上回る利息は、違法なので、無効です。

 したがって、本当は、年9万円=月7500円しから利息を払わないでよかったのです。
 8年間の間に支払う必要のあった利息はいくらでしょうか?
 ざっと概算すると、36万円になります(≒9万円×8年÷2)

 つまり、差し引きすると、
   実際に支払った利息    58万4000円
   法律上支払うべき利息 -)36万0000円 
   払い過ぎたお金      22万4000円(←過払金!)
ということになります。
 この22万4000円が,武富士が不当に得た利益であり、つくいさんにとっては過払金となるわけです。

 視点を変えて見てみます。
 本当は、月々支払うべき利息は7500円だけでいいのに、毎月1万2167円も支払っているわけです。
 つまり、つくいさんは毎月4667円も、余計に支払っていることになります。武富士は、それだけの不当な利益をむさぼっているわけです。
 この月々の余計な支払い分が、過払金となるわけです。
 (4667円×8年分〔96ヶ月〕÷2≒22万4000円)

ちょっと理屈っぽくて分かりにくかったかもしれませんが、いずれにしても、長く弁済期間が続けば続くほど、過払金の額は大きくなります。

また、昔にさかのぼればさかのぼるほど、サラ金の貸付金利は高かったです。
そのため、利息制限法との差額(=この差額のことを「グレイゾーン」と呼んだりしています。)も大きくなり、それだけ過払金の額も大きくなります。


参考までに、グレイゾーンの上限金利は、
   1954年~ 109.5%
   1958年~  73%
   1986年~ 54.75%
   1991年~ 40.004%
   2000年~ 29.2%

という形で,社会問題が起こるたびに漸減してきており、今年の国会で、18%まで引き下げられることになる予定です。

この過払金の返還請求の手続きについては、いずれ、あらためてご説明したいと思います。


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