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11月9日の神戸新聞には,大きな見出しで,
「長田区から暴力団撤退 住民の団結力が結実 震災で培った絆が決め手」
と出ていました。

 暴力団追放運動の一つとして,組事務所の明渡しの法的手続きを行うことがあります。
 私も何度か加わって対処したことがありますけれども(今回の件は参加してませんが),やはりこの行動を支える原動力は,「住民の決意」と「結束」です。
 いつも,この種の運動では,そのあたりで苦労をすることになります。
 確かに暴力団が怖いと言って尻込みする気持ちは正直よく分かります。
 しかし,そこを乗り越えて,一歩前に出れば,何とかなるものです。これまでの実績も多数あります。

 今回の舞台となった長田区の「真野地区」というのは,震災復興まちづくりでは,全国的にも有名なところです。
 古くからまちづくり活動を行ってきた地域なのですが,1995年1月17日の震災の当日,まちづくりで培った住民の結束によって,甚大な被害を防ぎました。
 なんと,住民のバケツリレーで大火事を食い止めたのです。
 バケツリレーの成功例は,私の知る限り,この1箇所だけです。

 この住民の結束力パワーを,今回は,この地区に進出してきた暴力団に対して向けました。
 そして,その結果,追い出しに成功したものです。

 震災復興まちづくりで培ったコミュニティは,違法暴力集団にも勝るということを示した好例だと思います。
神戸新聞の記事は以下のとおりです。

長田区から暴力団撤退 住民の団結力が結実 震災で培った絆が決め手

 住民たちの団結が、実を結んだ。
 指定暴力団山口組系小西一家が長田区東尻池町3に構えた組事務所の使用禁止などを、真野、東尻池北部両地区の住民が求め、仮処分を神戸地裁に申し立てた問題は8日、和解が成立。
 住民の要求が認められ、小西一家は事実上、撤退する。
 「阪神・淡路大震災以来の危機」ととらえ、決起集会や夜間パトロールなど、約9カ月間の活動を繰り広げた住民は「震災で培った絆(きずな)を再確認できた運動だった」と、安どの表情を浮かべた。

 小西一家の進出が分かった1月下旬から、両地区の自治会などは長田署などの指導を受け、追放運動に乗り出した。
2月に「暴力団組事務所追放等協議会」を設立。
8日までに、6度の決起集会や178回の夜間パトロールを続け、地区内には「この街に暴力団は住めないぞ」などと書かれたポスターが並んだ。

 7月、仮処分を申請。委任状には343人が名を連ねた。
 その後の集会には、周辺地区の住民も応援に駆け付けた。

 和解では、小西一家が今後、両地区に別の新しい組事務所を置くことも禁じている。
 和解成立後の会見に挑んだ住民代表の男性は「すっきりした。住民が団結して戦ったおかげ。同じ問題で悩む地域に一つの活動方法を示せた」と胸を張った。

 東尻池町の女性(65)は「震災でこの地区は大打撃を受けたが、おかげで住民のつながりが深まった。今回はそのつながりが解決を導いたと思う」としみじみと話した。(横田良平、上田勇紀)


まちづくり活動を行うことにより,コミュニティが形成されます。
このコミュニティは,防災,防犯に役立つことは知られています。
また,福祉や子どもの環境のためにも有益であることも知られています。
その効能の一つに,「暴力団の脅威を駆逐する」という項目も新たに加わったということで,とても有意義な出来事だと思います。


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