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地元紙の神戸新聞では,2004年の台風23号によって甚大な被害を受けた洲本市と豊岡市で,
  国からの補助金を不正受給をした
という記事がトップ記事で出ていました。
(→神戸新聞11/24付の記事(洲本市)はこちら
(→神戸新聞11/25付の記事(豊岡市)はこちら

確かにウソや不正はいけません。

しかし,よく見てみると,根本的におかしい部分があります。
その根本的な制度欠陥をどうするのかが,本当は,最大の問題のはずです。

今回の件は,次のような仕組みで起きたようです。

  ◇台風23号で農地や施設が甚大な被害を受けた
         ↓
  ◇市だけでは復旧費用をまかなうことができない
         ↓
  ◇市は国に補助金の申請を行った
         ↓
  ◇しかし補助金は1年以内に工事を終えることが条件とされていた
         ||
  ◇1年以上かかる場合は補助金が出ない=惨状は放置される
         ↓
  ◇洲本では地元の田植えや稲刈りのため期限内に工事が終わらなかった
  ◇豊岡では大雪等の影響で期限内の工事が遅れた
         ↓
  ◇補助金を受給するため,不正な工事完成届を出した

ここで,私が何を言いたいかというと,
 「何で災害補助金に1年という全国一律の期限を設けるの?」
 「災害の状況・地元の事情に応じて,柔軟な対応をしなさいよ」

ということです。
災害には顔がある」といいます。

 東京や神戸のような大都市で起きる災害と,新潟中越のような中山間地で起きる災害は,全く質が異なります。

 地震,津波,台風,水害,竜巻,人為的な爆発など,災害の種類によって,被害の内容も異なります。

 復旧のあり方についても,道路等の人工的な工作物と,農地や地盤などの自然の大地では,進め方が全然違います。

 工事の手配やピッチも,太平洋側の交通利便の良いところと,離島や年の半分は雪で何もできない日本海側では,全く異なります。

 普段の道路工事や河川工事などでも1年以上かかる長期間の工事がザラにあります。

 だいたい,大規模な災害であればあるほど(=お金がかかるケースであればあるほど),復旧は困難となり,時間も掛かります。

 それなのに,一方的に1年などと期限を切って補助金を打ち切る,というのはあまりに硬直的で,現場から離れたやり方ではないか,と思うのです。
 確かに,期限を切らないとダラダラとなるし,けじめもつかないので,無期限はいかがなものかと思います。
 しかし,災害の実情に応じて,柔軟な対応をすることは,当然に認められるべきものではないですか。
 中央の行政官僚が勝手に作った基準が一人歩きして,厳しい規制を押し付けた結果,
  地元や現場が泣かされる
という構図は,もうたくさんだ,と思います。

 私は,洲本市や豊岡市で,災害復旧のために一生懸命に頑張って来られた地元役人さんや,責任者の方々をかわいそうに思います。


 そういえば履修不足の問題も,各学校の実情や個別性を否定して,行政の画一的な規制を押し付けた結果,生じた問題ですよね。
 どんな問題でも,
    判断は現場に任せる
という考え方を意識するようにしないと,根本的な事柄がおかしくなってしまいます。


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