上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 昨日の最大のニュースは,なんといっても住基ネットの欠陥について違憲判断を下した大阪高等裁判所の判決です。

 この種の違憲判断は昨年の金沢地裁以来です。
 金沢地裁の井戸謙一裁判長も,この日の竹中省吾裁判長も,現行教育基本法の下で教育を受けてきた世代の気骨のある人柄の裁判官ですが,このような勇気のある判決を下したことに,心から敬意を表したいと思います。

 まだまだ裁判所は捨てたものではありません。
 期待してよいです。


 これは,村上弁護士の言う「国家の自然治癒力」(→内容はこちら)が,まさに実現した場面といえるのではないですかね。
 先日の,東京地裁の難波孝一裁判官(日の丸君が代強制差止め判決)もそうですが,こういう英断を下したときこそ,市民は裁判所にエールを送らないといけませんよね。批判するばっかりでは,裁判官も,ひとりの「人」ですから腐っちゃいます。

 ところで,今回の判決は,最近の一連の軍事国家政策への傾向と無縁ではありません。
 判決文では,防衛庁(ああ,防衛省でしたっけ?)が,個人情報を濫用する危険についても,あえて言及しています。
     ↓
 今回の判決では,
  防衛庁が自衛官の適齢者情報を収集した自治体のうち、3分の1以上が住民基本台帳法で閲覧が認められていない情報を提供していた実例も挙げて「個人情報が際限なく、目的外利用される危険性が具体的に存在することをうかがわせる」
 と認定しているのです。

 簡単に言うと,市役所などの住基ネットに登録されている,
  「自衛隊向きの活きのいい若者」
の情報を,
  「自衛官の募集」
にあたって,法律上はダメなのに,「強い自衛隊」で「この国を守りたい」という愛国の念に駆られて,こっそり見ちゃった,というものです。

 こういう行為は,個人情報をヤミで売り買いしているヤミ金業者と何ら変わらないのですよね。
 怖いのは,ヤミ金業者は追っ払えるけど,国家や行政の非行については,なかなかこれを糺すのが難しいというところです。

 いずれにしても,この判決が世の中に発しているメッセージは,たいへん強いものがあります。
 しっかりこれを受け止めて,そのメッセージを広げていくのも市民的義務でしょう。


クリックして下さい

クリックして下さい

Secret

TrackBackURL
→http://tukui.blog55.fc2.com/tb.php/157-b36bafc8
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。