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兵庫県の川西市には「子どもの人権オンブズパーソンが置かれています(→HPはこちら

ここは何を,どんなふうにするところかと言うと,
  子どもや親から相談を受ける
       ↓
  専門家(大学教授,弁護士など)が独自調査を行う
       ↓
  子どものフォロー,学校などとの調整を行う
       ↓
  必要に応じて意見を表明したり,勧告を出したりする

という,市が設置する第三者機関です。

 1999年4月に,全国的に先駆けて創設されたもので,既にたくさんの価値ある実績も残しています。

私は,この制度はとても素晴らしいと思っています。

実際に,ある事件を通じて,オンブズパーソンに助けてもらったことがありますが,本当に良い仕事をされています。

一昨日,ユニセフの研究員が川西市を視察し,「地方自治体に,このような制度があることは素晴らしい」とたたえたとのことです。

そこで,今日はこのオンブズパーソンのことを紹介しておきたいと思います。
 この制度のきっかけになったのは1995年です。川西市が小中学校を調査して,
 「子どもは,頻繁にいじめられ,一人で悩んでいる」
という結果が出ました。
 これを深刻に受け止めた結果,市は,1998年12月に「子どもの人権オンブズパーソン条例」を提案しました。
 そして,オンブズの独立性を保つため市教委の管轄外に置くよう条例案を修正して,第三者機関として1999年4月に設置,同年6月から活動開始となったものです。

 その年の7月に起きた,川西市の高校生がラグビー部で熱中症で死亡した事案での調査活動が注目を集めましたが
 (→活動内容はこちら
事件に関する判決要旨はこちら
先日神戸で行われた「子どもの人権研究会IN神戸」の様子はこちら),
私の知っている案件では,体罰,いじめ,不登校などについて,実に熱心に取り組んでくれ,話を良く聞いてくれ,調査も綿密に行い,学校や教育委員会にも率直な意見や提言を行ってくれました。
 何よりも素晴らしいのは,活動に一貫している姿勢が,責任追及や懲罰ではなく,環境改善に全力を尽くすという前向きな姿勢でした。

「ああ,こういうのが教育的配慮っていうんだな」と感じさせられました。

もちろん,こういう活動には抵抗勢力がつきものです。
   市に対して不利益に働く市の機関というのはいかがなものか,
   教育委員会がやればいいことではないのか,

などと守旧派からの厳しい抵抗に遭い,一時は廃止になりそうな危機もありました。
(→そこのあたりの詳しい新聞記事はこちら
しかし,そこは何とか切り抜けて,現在に至っています(→顛末の新聞記事はこちら

教育再生会議も結構ですが,実際に行われている価値ある活動有効な実績,への正当な評価もしっかり行うべきでしょう。
外国からユニセフの研究員の視察の方が先に行われるようではいけません。

(ちなみに,総理大臣は,昨日はどこぞの小学校へ視察に行って給食を食べながら,「友情が大切だよ」などと講釈してきたそうです。友情などは行政に指示されて育つものではないですよね。行政の行うべきことは環境整備です。役割を間違えてはいけません。総理大臣は教育基本法をよく読みましょう。)


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