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 今日は冬至です。
 最も夜が長く昼が短い日です。
 1年中で最も暗い日だということですが,見方を変えると,陰から陽に転じる日であり,今日が「底を打つ」転機ということです。

 折しも,本日は「改定・教育基本法」の公布・施行の日となっています。
 わざわざ,この最も暗い日に合わせたわけではないでしょうが,因縁を感じます。
 しかし,ここがまさに「底」ということで,この日を転機に,ここから明るい陽差しを長く感じられるようにしていきましょう。

 冬至といえばカボチャ
 カボチャは生では喰えません。
 この「改定教育基本法」という見栄えの悪いカボチャは,このままではとても喰えません。
 しっかりタネを取って煮炊きして,私たちの口に合うように料理してしまいましょうね。

 ところで,神戸新聞の昨日の一面記事は
  高齢者犯罪、10年で5倍 05年の兵庫県内」
でした。
 高齢者の犯罪が激増しているというのです。
神戸新聞の記事は以下のとおりですが,どうして高齢者の犯罪が増えているのか,ということについては,どういうわけかコメントがありませんでした。


 兵庫県内で二〇〇五年に逮捕や書類送検された刑法犯(交通事故関係を除く)のうち、六十五歳以上の高齢者がこの十年で五倍になっていることが、兵庫県警の二十日までのまとめで分かった。
 県内の刑法犯に占める高齢者の割合は、〇四年から刑法犯総数の一割を超えており、増加傾向の全国ペースを上回って急増している。
 高齢者人口の増加率と比べても罪を犯した高齢者の増加は著しく、専門家は「高齢化がさらに進む中で深刻な問題だ」と指摘している。
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 県警の統計によると、〇五年の高齢の刑法犯は二千百八十五人に上り、一九九五年の四百五人の五・四倍となった。 
 〇六年も上半期(一-六月)だけで千二百三十五人と、〇五年一年間の約六割に達し、増加傾向が続いている。
 
 また、全刑法犯に占める高齢者の割合(高齢者率)は、九五年が3・4%だったのに対し、〇五年は11・4%、〇六年(上半期)は13・4%。全国では〇五年に初めて一割を超えた(警察庁調べ)が、兵庫県ではすでに前年の〇四年に一割に達していた。

 罪名別でみると、万引などの窃盗が圧倒的に多く、全体の六-七割を占め、この割合は約二十年前とも変わらない。

 しかし、最近では介護殺人を含む殺人が相次ぎ、全殺人犯に占める高齢者の割合は四年前から急増。
 〇五年は七人が逮捕され、前年の四人からほぼ倍となった。暴行や傷害などの粗暴犯も年々増加しているのが目立っている。

 県内の六十五歳以上の高齢者人口は九五年が七十五万千八百二十九人、〇五年が百七万四千五百八十六人(各年二月現在、県情報事務センター調べ)。
 高齢者人口の伸びは約一・四倍で、高齢の刑法犯の急増ぶりが際立っている。

原因の究明必要

 警察庁の研究機関「警察政策研究センター」(東京都府中市)の話 全国的に(高齢者の)人口増加では説明し切れないほど高齢者の犯罪が増えている。
 なぜ、高齢者が罪を犯しやすくなっているのか、原因や背景にあるものを究明し、高齢社会の対策を考えることが必要だ。


 グラフにあるとおり,兵庫県だけの問題ではないでしょう。
 原因については,一概に断ずることできないので,触れていないのでしょうか?

 すぐに思いつく原因の一つは,
  高齢者の貧困
でしょう。
 窃盗犯が圧倒的に多いということですし,生活保護の厳格化や,高齢者福祉の切り捨て政策が進められていることからして,この社会状況の下では,当然のことではないかと思います。
 私が刑事弁護で出会う高齢者の被告人には,貧困の極み,という方もたくさんいらっしゃいました。

 次に推測されるのは,
   高齢者の孤独・孤立
ということではないでしょうか。
 介護殺人や,病的な万引きなどは,その象徴だと思います。
 お年寄りが家族や社会から切り離されて,孤独の末に犯罪を犯すということは,これまた弁護活動を通じて出会う典型的ケースです。

 兵庫県では震災を契機にコミュニティが崩壊し孤独や貧困に泣いている高齢者の方が少なくありません。
 兵庫県で,高齢者犯罪の傾向が先に進んでいるとしたら,震災が加速要素になっているのではないでしょうか。


今日は100万人のキャンドルナイトの日でもあります。(→12月13日のブログ
ろうそくを灯して,いろいろな事柄を,ゆっくり考えてみたいです。


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