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 今日は,午前中に学力研9条の会で「教育基本法と憲法のすばらしさ」というお題で小規模な講演をしてきました。
 この件は,いろいろ準備・勉強してから行きましたので,形をまとめてあらためてご報告します。

 お昼からは,尼崎市役所横にある立花公園で,
   野宿者の方々を対象にした相談会
にボランティア参加してきました。
 私は,ほんのちょっとだけ手伝いしてきただけなので,詳しいことはよく分かりませんが,
 主催をしている
   神戸の冬を支える会
   (→HPはこちら
のご活動はたいへん立派です。
(→いろいろ出しておられる意見書群はこちら
 ホームレスの方々を対象にした法律相談を含めた相談会は,過去にも何度か行われています。
 兵庫県内におけるこの種の取り組みについては,この「神戸の冬を支える会」の方々がいつも中心で頑張っておられます。

 私が到着した午後1時ころには,ちょうど炊き出しの真っ最中でした。
 ボランティアの方々が作ってくれた,あったかいケンチン汁ソバをいただきました。
 ろくに仕事もしないうちから,ほっこりと温まらせていただきました。

 さて,そこには私(弁護士)のほかにも,司法書士,社会福祉士の方々が来ておられ,対象の野宿者の方々も何名か集まっておられました。
 どっかから持ってきたテントの中で,お茶をすすりながら膝を突き合わせての相談です。

 私らが担当した相談は,例によって,消費者金融から債務を負担されている方でしたが,相談内容を聞くと,
   多重債務そのもの
よりも,むしろ,
   働きたいのに仕事がない
ということの方が,ずっと深刻な問題だなと感じました。
 ワーキングプアの行き着く先の一つではないかと思うのです。
 そうすると,問題そのものは,野宿者かどうかにかかわらず,市民が個々に抱えている問題と同質ではないかと思われます。 

 ところで,私もよく精通していないのですが,
   ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法
   (→条文はこちら
というのがあります。
 このホームレス自立支援法は,平成14年8月に施行されて,既に4年半が経過していますが,ちゃんと機能しているんですかね?

 同法の1条は,次のように規定しています。
 第一条 この法律は、自立の意思がありながらホームレスとなることを余儀なくされた者が多数存在し、健康で文化的な生活を送ることができないでいるとともに、地域社会とのあつれきが生じつつある現状にかんがみ、ホームレスの自立の支援、ホームレスとなることを防止するための生活上の支援等に関し、国等の果たすべき責務を明らかにするとともに、ホームレスの人権に配慮し、かつ、地域社会の理解と協力を得つつ、必要な施策を講ずることにより、ホームレスに関する問題の解決に資することを目的とする。

 しかし,どうひいき目に見ても,行政が真剣に取り組んでいるようには見えませんよね。
 だから,神戸の冬を支える会のようなNPOが出張って頑張っているんでしょうけど。
 これって,法律があるのに,それに沿った施策をしないという典型例の一つのようです(旧教育基本法や,災害救助法の現金支給条項と同じ。)。

この問題については,うちの同僚の徳岡さんが現在講師を張っている伊藤塾の法学館憲法研究所のHPに詳しく掘り下げた解説が出ています。
 (~「1 ホームレスってどんなひと?」「2 なぜ、路上生活者になるのか?」「3 ホームレス問題に対する社会施策の変遷」「4 ホームレス施策の問題点」「5 法律家として」←ご興味のある方はこちらをどうぞ
 

なお,この尼崎におけるホームレスの方々を対象とする越冬相談会 は,
    本日(1/6)から1月13日(土)までの間,
    午前10時から午後2時まで
立花公園において,引き続き開催されます。
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