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「日本は『法治国家』だから・・・・」
というフレーズはよく聞きますね。

なんとなく,立派な近代的な国家だ,というイメージが沸きます。
感覚的には「うちの国は法治国家なんだから安心だ」と思うでしょう。

しかし,これ,場合によっては大きな間違いです!

日本が,法治国家だからといって安心して為政者に任せていると,とんでもないことになります。

以下,簡単に(といっても難しいけど)説明します。
 「法治国家」というのは,法治主義によって治められている国のことをいいます。
 法治国家では,議会が作った法律にしたがって国を動かすことになります。

 したがって,国王や天皇や大統領や総理大臣が,思うまま・ほしいまま勝手に政治を行うことは許されません。
 支配者に「法律」という縛りをかけるのです。
 法律で,縛りをかけて国を治める行うから「法治国家」なんですね。

 北朝鮮は(おそらく)法治国家ではないので,金正日さんが好きなように政治を行えるのですね。

 ところが,一つ大きな問題があります。
 ここでいう「法律」は,議会で承認されれば,どんな内容でもよいのです。
 つまり,
   「悪法も法である」
という考えかたです。
 ちゃんと民主的な議会で承認されたんだから,どんな法律であっても,それでいいでしょ!,ということです。

 戦前のドイツや,戦前の日本は,典型的な法治国家でした。
 だから,治安維持法みたいな,とんでもない悪法でも,法治国家なので守らなければならなかったわけです。
 (→いわゆる形式的法治主義)


 これに対して「法の支配」という考え方があります。
 こちらはあまり聞いたことのない言葉かも知れませんね。

 ここでいう「法」というのは,人権や自由を保障する理性ある「法」のことをいいます。
 この「法」の下で,国の政治を行うという概念です。
 言い換えると,
   「悪法は法ではない」
ということです。

 合理性を欠く法律は議会が制定したものであっても排除するという考え方です。
 (→いわゆる実質的法治主義)

 「法の支配」の国では,いくら選挙で選ばれた国会議員で構成された国会であっても,ナンでもアリは,許されないわけです。


「法の支配」の国かどうかは,次の4つの基準で見たらよいです(←芦部憲法等)
  1 憲法が最高法規だとされている。
  2 人権を侵してはならないとされている。
  3 適正な手続きが保障されている
  4 裁判所・司法の役割を重視している。

 こうしてみると,本来,日本は「法の支配」によって統治されている国であることは明らかですね。

 したがって、人権を侵すような法律は,悪法として,排除されなければなりません。

 立憲主義というのは,この「法の支配」の原理であると考えていただいてよろしいでしょう。

モデル的にいうと,
 立憲主義≒法の支配≠(形式的)法治国家
ということです。

 日本は,法の支配による「立憲主義国家」だったはずです。

さて,ここで問題です。
Q1 今,私たちの暮らしているこの国は,法治国家でしょうか?
Q2 では,法の支配は生きているでしょうか?
Q3 自民党改憲案は,立憲主義の原則を守った内容でしょうか?

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