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2/10は,宝塚市でシンポジウムがありました。

 タイトルは,
「JR西日本の安全を求めて
 ~JR福知山線尼崎脱線転覆事故被害者の切なるねがい」

でした。
(主催:4.25ネットワーク,協賛:鉄道安全推進会議+支援弁護士グループ)
(→速報記事はこちら

 私は,司会とパネルディスカッションのコーディネーターをやりました。

 3時間たっぷりにわたる長丁場でしたが,
4人の遺族,2人の負傷者が,自らの口で「安全へのねがい」を語ったという点は,たいへん意義のある取り組みだったと思います。
◆たいへん難しい事故調査委員会の作成した報告書を,遺族が自らの膨大な努力で,分かりやすくまとめたこと

◆たいへん酷いJR西日本の事故後の冷酷な対応の数々を,赤裸々に語ったこと

◆天下り問題をはじめJRの組織がいかに非常識な対応に終始しているかを明らかにしたこと

◆なぜ愛する家族が亡くなったのか,その原因を知りたいと願うのは当然のことではないか,と訴えたこと

◆JR西日本の問題は「安全」について学ぼうとしない態度,トップの姿勢であること

◆何よりもまず,JRはきちんと原因を説明すべきであること
などの指摘がありました。
どれもこれも,聞いていて「もっともだ」と思うことばかりでした。


 実に内容の濃いシンポであり,そのほかにも新たに掘り下げるべき論点もたくさん出ました。

 来る4月25日に向けて,引き続き検討しなければなりません。


 私としては,負傷をした大学生の船津勇希さんが,自らの卒業論文で「安全とは何か」を研究し,まとめあげ,それをこのフォーラムで発表したことが嬉しかった。
2月7日付読売新聞より引用(→全文はこちら
2005年4月のJR福知山線脱線事故で負傷した流通科学大4年船津勇希さん(22)=写真=(兵庫県川西市)が、「安全」をテーマにした卒業論文を仕上げ、10日、被害者らが開くフォーラムで報告する。200人以上に、安全に関する意識を調査してまとめた学生生活の総決算。今春から航空業界で働く船津さんは「事故で得た教訓を忘れず、乗客の安全を守りたい」と誓っている。
 その卒論も読ませてもらいましたが,とても共感を覚えました。
 やはり,現場を知る人が真剣に考え抜いた結論は,同じところに行き着くのだなと感じました。

 やはりJRは間違っている,とあらためて確信した次第です。


 もうひとつ,私としては,このフォーラムが無事に終わって正直ホッとしました
 コーディネーターということですが,もともとファニーなキャラクターですので,このような真剣討議の場には不慣れです。
 場違いながらも,よい内容で締め括れて胸をなで下ろしているところです。

2月10日付朝日新聞より引用
「安全こそ弔い」 JR宝塚線事故の遺族らがフォーラム

 JR宝塚線(福知山線)脱線事故の遺族らでつくる「4・25ネットワーク」が主催する初めての市民参加型フォーラム「JR西日本の安全を求めて」が10日、兵庫県宝塚市で開かれた。遺族や負傷者らは、1日に開かれた国土交通省航空・鉄道事故調査委員会の意見聴取会でJR西日本が余裕のないダイヤ編成などを正当化したことを批判。「JRが安全に本気で取り組む企業になることこそが我々の願いであり、犠牲者の弔いになる」と訴えた。

 「なぜ家族を殺された私たちが、精神的にJRに苦しめられ続けなければならないのか」

 約250人が集まった会場で、報告者として登壇した神戸市北区の福祉施設職員、上田弘志さん(52)は、涙で声を詰まらせながらJRを非難した。短大1年生だった次男昌毅さん(当時18)を亡くし、被害者の二次被害を調べる同ネットの分科会の取りまとめ役をしている。

 JRの社員が、夫を亡くした女性宅に男ばかり大勢で押しかけて一方的に賠償の話をしたり、昨秋ごろに遺族宅を訪れても仏壇に線香をあげなかったりするなど、遺族の心情への配慮に欠けるJRの対応を報告した。

 パネル討論には、意見聴取会に公述人として出席した同県宝塚市のコンサルタント浅野弥三一さん(64)や安部誠治・関西大学教授(公益事業論)ら4人が参加した。

 事故で妻陽子さん(当時62)と実妹の阪本ちづ子さん(同55)を失った浅野さんは、意見聴取会後にJR西日本の丸尾和明副社長に面会を求めて拒否されたことを明かし、「余裕のないダイヤや日勤教育を正当化するなら、我々に理解できるよう説明することを強く求めたい」と訴えた。

 安部教授は、JR西日本が大事故を起こしながら体質を改めようとしないのは、JRを使わざるをえない人がいて経営が安定しているからだと分析。「JRは遺族の批判を一時的にしのげばよいと思っている。必要なのは正当な批判を続けることだ」と指摘した。


※追伸
 JRは,事故風化を防ぐために10億円を投じて建設中の事故資料展示施設を一般公開しない方針を決めたそうです(→読売新聞はこちら
 今日のフォーラムでは,このことを知りませんでしたが,「真剣に安全を講じるつもりがない」ということを,うかがわせる一例です。

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