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 昨日は,弁護士会の尼崎支部の臨時総会でした。尼崎支部というのは,芦屋西宮尼崎の3市に事務所を置く弁護士の会であり,裁判所の管轄に対応しています(狭い地域なのに,これだけカラーの違う3市が包括されているのも珍しいのでは?)。
 総会のテーマは「法テラス開業に伴う弁護士活動の激変への対応」です。もうちょっと突っ込んで言うと,国選弁護制度の改革法律扶助制度の改革について,私たちが対応できるのか否かを問う,という内容です。
 私たち地域弁護士にとっては,これって本当に難しい問題なんです。

 国選弁護も民事法律扶助も,基本的発想は,資力のない人の権利をまもるための制度です。つまり,お金のない人に国費で弁護士をつけてあげましょう,ということです。
 したがって,その制度自体が充実すること自体に,地域で働く弁護士らは,全く文句ないのです。
 問題は,法テラス(=「国」=「法務省」=「行政」≠「司法」)というところが,司法の要となる部分を握り,弁護士と市民の間に介入してくることへの危惧感なのです。

 とりわけ刑事事件における弁護活動というのは,国家権力(=「検察」あるいは「裁判所」)に立ち向かわなければならないことが,よくあります。最近は,世論というか,社会全体の雰囲気(異様に感情的に盛り上がって関係者総タタキみたいになることがありますよね)とも対峙しなければならないこともあります。
 このように,刑事弁護というのは,孤独になったり,あるいは,攻撃の的になることが,本来の役目だという一面があります。
 それを,「法テラス」というところが後ろ盾してくれるのか?答えは否です。

 刑事弁護をはじめとする弁護士の活動は,理念や立憲主義に立脚して行われるものですから,分かりにくい点もありますし,一般に理解し難い部分もあります。それを,毅然として主張し,重要な部分を守るのが弁護士会の役割です。

 だから,昨日の総会でも,法テラスとの関わりをどう考えるのか,という点に強い関心が寄せられ,真剣な議論が交わされました。

 今回は,抽象的で,なんだか分かりにくい話になってしまいました。具体的に分かりやすく説明しようというコンセプトに合いませんので,この点はまた日をあらためてご紹介することにしましょう。
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