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 日本の裁判官は,たいへん真面目です。
 少なくとも,お金については清廉で,それが公正さにつながっているという面があります。

 こんなニュースがありました。
 日経ネットの3月3日の記事です。
裁判官に贈賄申し込む、容疑の原告女性書類送検へ

 福岡地裁で係争中の訴訟を巡り、原告の女性が判決前の担当裁判官に現金数十万円を渡そうとしたとして、福岡県警は3日までに、この女性を贈賄申し込みの疑いで書類送検する方針を固めた。裁判官に対する贈賄の立件は異例。同地裁は「現時点では何もコメントできない」としている。

 県警などによると、女性は福岡市出身。自分に有利な判決を出してもらう目的で封筒に現金を入れ、担当の裁判官に渡そうと画策したとみられるが、裁判官は受け取らなかった。経緯を知った福岡地裁側が刑事告発し、県警が捜査していた。

 刑法の贈賄罪は、公務員に実際にわいろを受け取らせた場合だけでなく、申し込む行為についても処罰を定めている。

おそらく,日本ではこういうことに応じる裁判官は一人もいないのではないかと思います。そこのあたりは倫理観が徹底しています。

 このような賄賂は,世界では,必ずしも珍しいことではないそうです。
 たとえば,中国では裁判官に対する賄賂は公然の事実に等しい状況があるようです(→こちらの書評をご参照) 
 それから,ロシアなどでも,同様に,司法の腐敗があるようです。「ロシアの裁判制度において、裁判官の報酬アップする事で汚職が無くなると思うか」などというアンケートを採って(←こんなアンケートを取ること自体,日本では考えられない。),しかもその回答は,なんと49%が「無くならない、賄賂を完全に無くする事はできない」ということだったそうです(→こちらより

 お金に清廉であることは,日本の裁判が公正であることを裏付けているといえるでしょう。
 しかし,注意しなければならないのは,公正であるからといって,人権感覚に優れ,正義に与した判断がなされるわけではない,ということです。
 公正さと,内容の良さとは,別次元だと理解した方がいいでしょう。
 内容の良い判決を書けるかどうかは,裁判官をはじめとする司法関係者の,能力と勇気だろうと思います。

 市民の思いからすると,裁判に寄せる期待が大きくなりがちですが,期待できるのは公正さに過ぎないのであって,このような裁判の実像を知っておく必要があると思います。

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