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 久しぶりに負債関係の記事を書きます。

 数日前に、消費者金融会社が大赤字の見通しであるという記事が出ていました。(日経の5/2付けより
消費者金融大手4社、前期最終赤字1兆7000億円

 消費者金融大手4社の2007年3月期の連結決算で、最終損益の赤字が合計で1兆7000億円を超えた。
 借り手からの「過払い金」の返還請求が急増し、各社とも3600億―4900億円程度の引当金を計上したことが響く。
 大手は資本に余力があり急速に経営が揺らぐ可能性は小さいが、貸金業法成立など逆風は強く、中小事業者を含めた淘汰・再編が加速しそうだ。
 記事の論調は、なんとなく暗澹とした雰囲気を伝えているように読めますが、私は、そうは思いません。
 単純な発想として、この事態を歓迎をしたいのです。

 赤字の原因はたいへん簡単です。「過払い金の引き当てのため」つまり、
   「お客さんに、取り過ぎた高利息をお返しするため」
に尽きます。
 大手4社が、各社3600億円~4900億円程度のお金を、お客さんに還元することになったので、その分だけ赤字になったということです。

 ところで、この金額は、尋常な額ではありません。
 私の暮らす尼崎市(人口46万人)の今年度の一般会計予算が1755億円であり、1社分の半分にもなりません。
 神戸市(人口150万人)の今年度の一般会計予算でさえ7500億円です。
 そして、司法予算が、だいたい3000億円台。およそ過払い金の1社分程度です。(司法予算の額は、これはこれで、情けないが・・・)

 しめて1兆7000億円
 これだけの大きなお金が、一般消費者の財布に還元されるわけです。

 これほど、直接的に消費活性化につながるものはないでしょう。
 消費者金融会社にストックされて、店舗拡張や、膨大な宣伝費に費やされるよりも、多くの消費者のための生活消費に使われた方が、直接的な経済活性化につながるはずです。

 消費者金融のお立場を心配する声もあるでしょうけれども、彼らはそんなにヤワではありません。
 現に、大手会社は今期は黒字に転じる見込みのようです。

 ところで・・・・
 投資の繰り返しにより、実体とかけ離れたプラス価値が増えていく現象が、バブル経済でしたが、
 高利息の借り入れの繰り返しにより、体力とかけ離れたマイナスの負債が増えていく現象が、いわゆる多重債務問題でした。
 私は、これはマイナス・バブル現象だと思っています。
 プラスの方向のバブルもいけませんが,マイナス方向のバブルも,経済を実態から乖離させる悪要因だと思いますから,これも日本経済にとって非常に有害だと思います。
 それにようやく終止符が打たれようとしているわけで、二重の意味で(消費者にとっても,日本経済にとっても)歓迎すべきことだと思うのです。

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