上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2007.06.12 日勤教育
 いよいよ今月末には、事故調査委員会の最終報告書が発表される見通しである。

 新聞報道によると、懲罰的な日勤教育が、運転手の異常心理を誘発させたというところに、一つの重点が置かれるようだ。
 以下は昨日の神戸新聞の記事の一部である。
日勤教育が背景要因 最終報告で指摘へ 尼崎JR脱線

 百七人が死亡した二〇〇五年四月の尼崎JR脱線事故で、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は十一日までに、JR西日本による「日勤教育」が運転士=死亡当時(23)=の心理状態に影響し、事故の背景要因になったとして、同社に改善を求める「所見」を最終報告に盛り込む方針を固めた。

 最終報告では、懲戒的な性格がうかがわれるJR西日本の運転士らの管理方法について問題点を厳しく指摘する見通し。事故調委は、報告取りまとめに向け集中審議に入っており、早ければ六月末にも公表する。

 最終報告では、交信に気を取られた理由について、運転士が過去に三回計十八日の日勤教育を受け「嫌だ」「厳しい」と話していたことなどを挙げ、ミスで日勤教育を課されるとの精神的な重圧を感じていたとの見方を示す見込み。

 JR西は、事故調委が二月に開いた意見聴取会で「日勤教育は必要かつ有益」と主張。五月に最終報告書案への見解を示す手続きの際も、同様の回答をしたとみられる。

 これに対し事故調委は、草むしりや就業規則の書き写しをさせることもあった日勤教育のやり方について、技術面より精神面に偏り、懲罰的な側面が運転士を心理的に追いつめ、事故の遠因となったとして改善を求める所見を盛り込む見通し。所見は、勧告や建議と異なり法令上の規定ではないが、事故調委の意見として報告書に明記される。


 実は、兵庫県弁護士会では、事故の起こる1年前(2004年)に、
日勤教育を受けた姫路鉄道部の運転士(43才)から人権救済の申立てを受けている。
「折り返し運転で停車中に車両を離れて雑談した」などとして戒告処分を受けた上、約1カ月間花壇の草むしりや就業規則の書き写しをさせられたとの申立ての内容である。
 兵庫県弁護士会の人権委員会は慎重な調査を経た結果、JR西日本神戸支社に人権侵害行為をしないよう勧告をした

 懲罰的な日勤教育が、今回の事故の主因だとすると、この勧告が生かされなかったということになるので、遺憾の極みである。

 ここのところ、事故当時の役員の引責辞任、車掌の手記発表、という形で、2年が過ぎて、ようやく「当たり前のこと」が、実現されつつある。
 事故調の報告も、遺族・負傷者はもちろん、多くの市民が納得できる「当たり前のこと」が、きちんと指摘された内容となることを望みたい。

***ランキング参加中***応援クリックお願いします応援クリックお願いします応援クリックお願いします
          
Secret

TrackBackURL
→http://tukui.blog55.fc2.com/tb.php/364-f528a47a
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。