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 市民事務局かわにしが主催する「語りあい、分かちあいのつどい」に参加してきました。今回が11回目だそうです。
 私は,第1回目からボランティアスタッフとして参加させてもらっていますが,皆勤賞とまでは行きませんが7~8割がた出席です。
 この「場」は,JR脱線事故被害者の方々(主として負傷者の方々とそのご家族)が集まって,名前の通り,いろいろと話をして情報交換をし合ったり,痛みや思いを分かち合うという場です。
 事故から1年が過ぎ,JRは,示談の成立に向けて全力を注いでいます。遺族の方々との交渉の前に,まず,負傷者の方々との話を付けてしまおうという考えがあるようで,示談交渉の過程で深刻な悩みにぶちあたっておられる被害者の方は少なくありません。

 現在のところ,最大の障壁は,「交通事故賠償基準」です。JRは,自動車の交通事故で利用されている「基準」に基づいて,賠償額を算定して,被害者の方々に提示をしています。
 「基準」がなければ話にならない,というのも一面では正しい理屈かも知れません。しかし,今回の事故のような,大規模で,一方的責任が明らかで,“収益性のために人命が犠牲になった”ようなケースで,自動車事故の基準を転用するのは,発想として間違っていると思います。

 この場合,敵は相手方(JR)というよりも,私たち弁護士の中にもあります。というのは,私たち弁護士も,交通事故賠償基準にどっぷり漬かっており,この基準を離れて自由な発想で物事が考えられなくなっているところがあるからです。
 この基準は,交通戦争と言われた昭和30~40年代に作られた基準であり,平均余命が67歳ぐらいの時代背景で構築されています。今の時代にはマッチしないのは明らかなのです。しかし,他の基準がないために,あるいは,裁判所がこの基準に依っているために,これに振り回されているのです。

 被害者の方々の声を正面から受け止めて,自由な発想で考えなければならない,と思います(といいながら,どうしたらよいか悩む毎日です。)


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