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 法律家には,福祉の分野に不得手の人が多いです。私もその一人です。大学生の頃にボランティアサークルにちょっとだけ関わったことがありますが,いろんな意味でのその「重さ」に耐えられなかったというのが本音です。

 弁護士になってからも,福祉の世界にはあまり足を踏み入れないでいましたが,今年度は公務の必要から兵庫県弁護士会高齢者障害者総合支援センター(愛称は「たんぽぽ」)に関わることになりました。

 それで分かったことは,法律っていうのは,本当にイヤなもんですね。
 本来,法律っていうのは,国民の権利を実現したり,国民を保護したり守ったりするもんです。多くの人は,「法律は正しい」「法律は正義の味方」と思っているでしょう。また,法律に,そんな思いや期待を寄せてくれています。

 ところが,実際の法律は,「多くの人にとっての正義」であり,「少数弱者にとっては厳しい決まり」だったりします。多数決の原理からすると,当然の帰結なのかも知れません。

 ですから,社会的弱者の典型である「高齢者障害者」にとって,法律は,ときに“足かせ”や“重荷”だったり“苦役を強いる根拠”になったりします。

 そんなことが最近よく分かりました。

 福祉に関する法律って,本当にたくさんあります。「社会福祉法」「生活保護法」「障害者自立支援法」「児童福祉法」「高齢者虐待防止法」「精神保健福祉法」「高齢社会対策基本法」等々
(私のテリトリーの法律でも,「児童福祉法」とか「少年法」なんかも福祉立法ですよね。「被災者生活再建支援法」や「災害救助法」も福祉立法の一つです。)

 これらの法律の“理念”っていうのはリッパなんですよね。ところが,実際の規定というのは,実に厳しい。というか,温情に乏しく,とっても冷たい。

 私がやっている災害復興の分野でも,同じような問題意識があります。

 「法律があるせいでこんな目にあった」「法律がなければ良かった」と言われることがありますが,この分野でそういうことを言われると法律家として,実に辛いものがあります。



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