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<8月31日初版発行です。>
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fukkoumission.jpg 本を出しました。
 今日(8月4日),私の手元に初版本が届きました。

 できたてで湯気が立っているように見えます。

 手にして読んでいただけるとありがたいです。
 (テーマがかなり地味ですから,あんまり書店で並んでいるとは思いません。お声掛けいただければ,お届けします。)

 災害復興とそのミッション
   ~復興と憲法


  片山善博 ・ 津久井進 著

  (クリエイツかもがわ発行)


 出版社の方で,作成された帯(腰巻き)は,上手に本のことを紹介しているので,ここにそのまま引用します。
災害復興のミッション(使命・任務)は,
目の前の被災者を救うこと

日本復興の原点・憲法こそ災害復興基本法だ!

ミッションを忘れた日本の役人と政治家に喝!


憲法違反とまでいわれながらも
「住宅再建の支援策」を実施した
片山善博鳥取県知事(当時・現在慶應義塾大学教授)が
「ミッション」という視点から災害復興と憲法を論じる。

若き法律家 津久井進弁護士が憲法を再発見!

どうぞよろしくお願いします。

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まえがき

 この本を仕上げているときに、新潟県で大きな地震が発生してしまいました。新潟県中越沖地震です。新潟県は二〇〇四年にも新潟県中越地震に見舞われ、やっとその復興にめどがついたばかりだったというのに、またこのたびの大震災です。被災者の方々をはじめ関係者のみなさんの御苦労は察するに余りあります。
 鳥取県西部地震という大災害の復興に当たった私が最も苦労したのは、被災者にとって一番大切な住宅再建支援策の実施でした。それは、これに対する政府の猛反対があったからです。政府の人たちには、住宅再建支援の重要性をなかなか理解してもらえません。理解するより前に、屁理屈が先に出たり、過去の経緯やそれと深い関わりのある自分たちの面子に拘ったりするのです。
 どうすれば、現場に最もふさわしい災害復興の仕組みに変えることを、彼らが素直な気持ちで受け入れることができるのか。そのことを真剣に考えざるを得ませんでした。そこで出てきた結論は、災害復興のミッションを共有するということでした。ミッションとは、真の使命や任務という意味です。
 こんな経験を思い出していたときに、本年三月に兵庫県震災復興研究センターが主催する震災復興フォーラムで講演をするよう依頼を受けました。実をいうと、その講演の日時は私の知事退任の直前で、とても慌ただしい時期だったことから、お引き受けするのに少しためらいがありました。迷った挙句、でも快くお引き受けすることにしました。それは、災害復興のミッションについての私の考えを、阪神・淡路大震災の復興に苦しんできた神戸のみなさんに聞いていただけるまたとない機会になると考えたからです。
 当日、多忙を押してこのフォーラムに参加して本当によかったと思いました。それは、私の話を大勢の人に聞いてもらえたということももちろんありますが、それ以上に津久井進さんの話をみなさんと一緒に聞くことができたからです。新進気鋭のこの弁護士は、災害復興の基本理念を憲法の中に位置づけていました。日本国憲法が最も重視しているのは基本的人権の保障です。災害復興のあり方を、基本的人権の尊重を使命とする憲法から説き起こした津久井さんの講演内容は、日頃憲法の大切さを訴えている私にとって実に興味深く、示唆的でした。彼の話に触発されて、私は憲法自体のミッションについても持説をみなさんに聞いていただくことができました。これは津久井さんとのコラボレーションが生みだした大きな成果の一つです。
 このたび私と津久井さんの二人の講演を一冊の本にまとめることになりました。あのフォーラムの成果のすべてを多くのみなさんに共有していただけるようになったことは、二人にとってとても光栄なことです。ぜひ一人でも多くの方にこの本を手にとっていただき、災害復興に際して何が最も大切かということを、憲法のことも頭に入れたうえであらためて考えていただくよう願っています。

二〇〇七年八月     片山善博


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