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本日『岡山パブリック法律事務所 開設2周年の集い』に参加してきました。

これは,岡山弁護士会が,16年8月に設立したものです。
同事務所の井上雅雄弁護士から,この2年間の状況報告がありました。
(なお,井上弁護士による岡山パブリック法律事務所の説明はこちら
[設立の目的」
 ①司法アクセス改善,
 ②公益事件,
 ③人材派遣要請(=過疎地,任官,ロースクール,法曹養成)
 ④関連ネットワークの起点となること

[設立時に不安材料とされた問題点]
 ・収支バランス
 ・多数事件への対応
 ・弁護士会の具体的協力
 ・他の弁護士の業務阻害

[概要]
 ・弁護士法人の体制
 ・岡山市勤労者福祉センター内に設置

[構成]
 ・設立時   弁護士4+事務局8
 ・現在    弁護士8+事務局13+パート13
        総務部,訟務部,クレサラ部,後見部を設けている

[実際の収支]
 ・少額事件が大半
 ・赤字は出ていない
 ・借入は増加していない(借入=弁護士会が貸付けた)
 ・しかし規模拡大に見合う運転資金の充実は図れていない
 ・今後はサラクレ減少と不採算事件の増加が予想される

弁護士会の協力の状況]
 ・設立時の貸付金
 ・人的協力(夜間相談,土日相談,利害相反時の引受など)
 ・協力弁護士の連携がイマイチである
 ・10年以上の中堅弁護士の継続的派遣が出来ていないのが問題である

[他の弁護士業務との関係]
 ・他の弁護士からの紹介が多い
 ・対応困難事件が回されることが多い(他弁護士への業務阻害は少ない)

[司法アクセス]
 ・弁護士事務所の敷居を低くする努力は,まだまだである
 ・障害者や経済的弱者への支援は,良くできている。扶助の利用を徹底
 ・人格的・内容的困難事件への対応は,良くできているとの自己評価

[人材派遣]
 ・過疎地や任官の実績はなし
 ・ロースクールは,専任1名,臨時3名を輩出

[その他]
 ・成年後見事件は20件ほどある。
 ・NPOの支援ネットとのネットワークによりNPOが受任したもの27件


 率直な感想ですが,よく頑張るなあ,えらいなあ,というところです。
 なお,所長弁護士の任期は2年だそうですが,後任が現れず,再任の予定とのことです。私は,都市型公設事務所の取り組みをする上で,あるいはこの取り組みを継続させていく上で,2代目以降をどうするか,ということが最大の問題ではないかと思います。

 そのほか,本日の企画として
  ◇韓国の公益律事務所「共感」の蘇羅美弁護士の講演
  ◇過疎地ひまわり事務所の弁護士らとのパネルディスカッション
 がありました。



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