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「美しい国づくり」会議を廃止
 政府は21日、安倍晋三首相の退陣表明を受け、首相の下に設置していた「美しい国づくり」企画会議(平山郁夫座長)を廃止した。同会議は首相が掲げる国家像「美しい国、日本」を内外に発信する企画の検討などを目的に4月に発足した。

 日経ネット9月22日午前7:01配信の記事の引用です。

 この「美しい国づくりプロジェクト」については、4月3日の記事で書きましたが(→記事「美しいと感じるもの」=「日本国憲法」と青い鳥)、それなら答えは簡単で、私たちの「日本国憲法」こそ、世界に誇る美しい宝物だと言いました。

utukusi.jpg もちろん、半分は安倍氏に対する皮肉を込めて言ったのですが、この「美しい国づくり」プロジェクトのホームページを見てみますと、意外な収穫がありました。

 最終報告書は「美しい日本の粋(すい)」という無粋な表題でまとめてありますが、「日本らしさ」をあらわすものとして全国から応募された結果の中には、
 日本国憲法、平和憲法
というのが、ちゃんとありました。
 うれしく思いました。
(もちろん、報告書のまとめの中では、きっちり無視されていましたが・・・)。

 また、さらなる副産物も発見しました。
 プロジェクトのメンバーのうち、何名かは、憲法理念に沿ったことを発言していたのです(一部は、改憲論者のようですが、憲法的スピリッツが共有できれば、私としては、それでよいのです。)。

 山内昌之(座長代理・東京大学大学院総合文化研究科教授)の発言
「自己中心的にならずに「平和な国づくり」としても努力しなくてはならない。世界とも理解しあい、共感しあうためには、外国の国民とも認め合う視点が必要となる。とくに、日本人の姿や行動を堂々と発信するためにも、過去の歴史をめぐる近隣諸国との摩擦を解消しつつ、共通の価値観や美意識をもてるようなテーマづくりが不可欠になるだろう。」

 川勝平太(静岡文化芸術大学学長)
「『富国強兵』の国是は経済力と軍事力とを一体とした強い国づくりのためのものでした。日本は、敗戦を経験して軍事立国のアナクロニズム(時代錯誤)を認識し、経済立国も心を豊かにするとはかぎらないことも経験済みです。 ・・・中略・・・軍事力は防衛と国連の平和維持活動に、経済力は文化の向上のために使う。」

 弘兼憲史(漫画家)
「十七条憲法の「和を以って尊しとなす」に表される「和」の精神・・・中略・・・日本は戦後一切戦争を行っていない平和国家となり得た。英国調査機関が先日発表した「平和な国ランキング」では日本は世界5位、G8諸国では1位。日本が戦争を行わない平和を愛する国ということを世界に向けて発信する価値は十分にある。」


 まあ、引っかかる部分がないわけではありませんが、基本的部分はOKです。

 「美しい国」については、
  ◆「憎いし苦痛」という名回文を生み出し
  ◆「美」という言葉が「命の犠牲」を意味し、
  ◆「美国」が「アメリカ」を指す、

   (→記事「「美しい国」の隠れた恐ろしさ→「優しい国」でどう?」をどうぞ)
という、面白い副産物もありました
ので、もうここらでTHE ENDで全く構わないのですが、せっかく得た貴重な知見だけは財産としてストックしておくべきだと思います。

 なお、安倍氏と一緒にゴミ箱行きにするなら、この会議は安倍氏の個人的道楽だったというほかありませんから、費用は私的にまかなってもらうべきでしょう。
(というか、THE END(≒「自」END)だから、自民党の党費かな。)
Secret

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