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 民主主義というのは,単なる多数決とは違う。
   A.少数の意見にも耳を傾け,
   B.十分議論を尽くした上で,
   C.多数決による,

ということでワンセットである。

 しかし,もうひとつ大切なのがある。
   D.的確な情報の流通
である。

 日本の民主主義で,欠けているのは,この「D.的確な情報流通」ではないか。
 そんなことを,最近話題の以下の問題を見て感じる。
    ■光市弁護団へのバッシング
    ■朝青龍へのバッシング
    ■亀田親子へのバッシング


 「赤信号みんなで渡れば怖くない」とか「付和雷同」とか,いろいろな言葉があるが,日本では何かあるとすぐに圧倒的多数意見が形成されて,そうなると疑問や検討もすっ飛ばして具体的な動きに移っていってしまう。
 こういう国民性は統率良い面もあるが,それは,もちろん悪い面でもある。

 朝青龍や亀田親子のバッシング問題など,どうしてここまで熱烈な国民的行事に発展するのか私には理解できないが,上記3つの問題に共通するのは,報道機関の異常なヒートアップだ。

20070703074720.jpg やはり,「マスコミを見る目」は十分に肥やしておかなければならない。

 以前に紹介した,
    文部省著作 教科書「民主主義」
という民主主義の基本書がある。この本では,報道機関について,
    「報道に対する科学的考察」
という章を立てて,次のように論じている。
 真実を探求するのは,科学の任務である。
 だから,うそと誠,まちがった宣伝と真実とを区別するには,科学が真理を探究するのと同じようなしかたで,新聞や雑誌やパンフレットを通じて与えられる報道を,冷静に考察しなければならない。
 乱れ飛ぶ宣伝を科学的に考察して,その中から真実を見つけ出す習慣をつけなければならない。
 その上で,5つのポイントを呈示しているので,参考までにご紹介する。

1 先入観を取り除くこと

2 情報の出所を知ること

3 各マスコミ会社の立場や傾向を知ること

4 内部だけでなく全体的見地に立ってみること

5 一つの面だけでなく別の視点も持つこと


そして一人ひとりが賢明になること,ということである。
戦後直後の教科書としてはなかなか良くできた書物である。
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