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 ちょっと古い話になりますが,平成16年11月12日に,山口組5代目の渡辺芳則組長に使用者責任を認める最高裁判決(内容はこちら)が出ました。
(参考新聞記事→神戸新聞社説
 
 使用者責任というのは,部下の不法行為につき,雇い主などの使用者が責任を負うという法律です(民法715条)。

 「子分の不始末は,親分が責任を取る」というのは当たり前のことなのですが,この当然の理屈が,なかなか通らなかったのです。

 この「使用者責任を問う!」という挑戦の第一歩は,当地,神戸地裁尼崎支部から始まりました。
その関連記事が下に出ています。

 この元組員というのは,使用者である組長の言動につき裁判中に証言を行いました。ある意味では勇気ある行動だったと言えます。
 しかし,この証言により「親分を売った」ということで,出所後,命が狙われかねない立場にあったそうです。
 危険なシャバに居るよりも安全な塀の中に戻りたかったのかも知れません。 あまりにお粗末で見え透いた愚行ですので。


<産経新聞 2006年 8月25日付より>

巻き添え死事件 元組員逮捕 大阪府警 出所後、恐喝の疑い

 兵庫県尼崎市のスナックで昭和60年9月、専門学校生の堀江まやさん=当時(19)=が、暴力団抗争の発砲の巻き添えになり死亡した事件の実行犯の男が刑期を終えて出所後、「おれを警察に売った」などと知人を脅迫して現金を脅し取っていた疑いが強まり、大阪府警捜査4課と堺南署は恐喝容疑で、住所不定、元暴力団組員、小野勇信容疑者(53)を逮捕した。
 小野容疑者は事件の「お礼参り」をしていたとみられ、府警は余罪についても追及する。

 60年の事件は、一般市民が巻き添えになったことから、暴力団対策法ができるきっかけの一つになったとされる。その後、遺族が民事裁判に訴え、全国で初めて組長の使用者責任を問う初のケースとしても注目を集めた。

 調べでは、小野容疑者は今月11日朝、仲間の暴力団員の男と2人で堺市内の自営業の男性(52)方を訪れ、「よくもおれを警察に売ってくれたな。お前をさらって殺してもよかった。とりあえず出所祝いに35万円用意しろ」などと因縁をつけて脅迫。現金25万円を脅し取った疑い。

 府警は仲間の暴力団員の男も恐喝容疑で行方を追っている。

 小野容疑者は、被害にあった男性とは21年前の事件当時、知人を通じて面識があった。男性は、35万円を要求され、近くのコンビニエンスストアで20万円を引き出して渡したが、「足りない」と脅され、現金5万円を追加。さらに「20日までに500万円振り込め」とも脅されていたという。

 小野容疑者は60年9月、所属していた暴力団東組系二代目清勇会と対立関係にあった山口組系暴力団組員らを尼崎市内のスナックで銃撃。流れ弾が堀江さんの腹部を貫通して死亡させた。堀江さんは、店内のドラムを借りてバンドの練習後、片づけをしているところだった。

 小野容疑者は殺人罪で懲役18年が確定して服役し、約1年前に刑期を終えて出所していた。

 堀江さんの母、ひとみさんは平成4年7月、「組長には組員の行為に対する使用者責任がある」として、清勇会組長らを相手取り、損害賠償を求めて神戸地裁尼崎支部に提訴。組長の使用者責任を問うた初のケースとして注目を集め、7年5月に組長側が4000万円を支払うことで和解が成立し、実質的に使用者責任が認められた。

 和解金の一部で設立された「まや基金」はその後、「暴力団被害者の会」に発展し、ひとみさんは全国で講演するなど、現在も暴力団追放を訴えている。



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