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2008.01.03 生きる力
 今日は子どもの宿題との格闘の一日だった。

 1年生(次男)の宿題は「むかし遊びをする」である。
 要するに、福笑いとか、こま回しとか、凧揚げとかをするというものだ。

 こま回しは私が不得意であるし、近所に凧揚げをする場所も無いということもあり、本人の希望により、すごろくをやった。

 すごろくといっても、人生ゲームの子ども版のようなものだ。
 コマを進める毎に、「1000円もらう」とか「2000円払う」とか、いちいちお金の受け渡しをするヤツで、極めて現実的だ。
 経済観念の育成に役立つのかなあと思いながら、サイコロを振るより、紙幣の受け渡し役が忙しい。

 おめでたさも中ぐらいのような感じ。

ikirutikara.jpg さて、3年生(長男)になると、もうちょっと宿題は本格的になる。
 正月らしく「書き初め」である。

 テーマが決められていて、お手本には、
    生きる力
とある。
 意味はよく分らないけれども、とにかく宿題だから、やらないといけない。

 2時間あまりにわたって格闘し、テーブルの上を墨だらけにし、「ちゃんとやりなさい!」などと怒号を飛び交わせながら、なんとか一応の代物が完成した。
 (我が子の特選作品には名前を入れてしまったので、こちらは次点の作品であります。)

 この格闘を経ることによって、おめでたい雰囲気などすっかり消し飛んで、正月気分も引き締まった(?)

 宿題というものはありがたい。


 ところで、「生きる力」という言葉だが、
平成8年の文部省・中央教育審議会の答申の中に、きちんと定義付けられているのを知った。
 次のような文句である。
 我々はこれからの子供たちに必要となるのは、いかに社会が変化しようと、自分で課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力であり、また、自らを律しつつ、他人とともに協調し、他人を思いやる心や感動する心など、豊かな人間性であると考えた。たくましく生きるための健康や体力が不可欠であることは言うまでもない。我々は、こうした資質や能力を、変化の激しいこれからの社会を生きる力と称することとし、これらをバランスよくはぐくんでいくことが重要であると考えた。


 つまり、今年の宿題の書き初めは、
   自発的課題発見能力、
   学習意欲、
   思考力、
   判断力、
   行動力、
   問題解決能力、
   自律性、
   協調性、
   優しさ、
   感受性、
   人間性、
   健康体力、

という多元的な目標を一つの言葉でいいあらわしたものだということのようだ。

papayori.jpg こうしてみると、すごい年頭の誓いである。

 もっとも、ここで要求されている資質をよく読んでみると、一つ気が付くことがある。
 この中に、お金を稼ぐ力(経済力、生活力)というのが挙げられていない。
 その点も、いかにも教育的な感じだ。

 現実の社会で「生きる力」というと「稼働力」と理解されているような向きもあるけれど。
 まあ、「競争力」とか「格差を克服する力」というのを挙げるわけにはいかなかっただろうが。

 なお、「経済観念の育成」という目標との関係では、小学1年生の「すごろく」の宿題にはそれが含まれ、小学3年生の「生きる力」には含まれていない、というのも何か不思議な感じだ。

 ちなみにあまった半紙が1枚あったので、私が、子どもたちに訓示を書いた。
 しかし、子どもたちは、見向きもしない......
 (というか、自分に言い聞かせるためのものかも・・・・お粗末ですが。)
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