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 ホームレスが売る雑誌「ザ・ビッグイシュー」が売れている。
 2003年に発刊されて5年経ち,黒字化しつつあるということだ。
 (→北海道新聞の記事「ビッグイシュー『内容が好評』 値上げで黒字化 ホームレス支援雑誌」はこちら

 ビッグイシューの自立支援の仕組みは,以下のとおりだ。
 (ビッグイシュー日本版のHPより引用)
bigissue2.jpg

 (詳しくは,こちらへ

 HPを見て知ったのだが,昨年9月に,「ビッグイシュー基金」が設立されて,12月26日には基金発足記念パーティーも催されたとのこと。(→こちらへ
 ホームレスの自立支援の活動は,民間の活力が源となって,どんどん広がりつつある。

 「貧困」という社会問題に,市民自身が正面から取り組んでいる動き(すなわち民主主義)のあらわれだ。

 弁護士らも,近畿生活保護支援法律家ネットワークなどを通じて,動き出している。
 これも,あくまで民間支援の活動だ。
 (私も,すでにこのネットワークを通じて2件の相談を受けた。)
seihonet.jpg


 以前にも紹介したけれども,平成14年8月に成立した
    ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法
というのがある。
 第1条では,「この法律は…ホームレスの自立の支援…に関し、国等の果たすべき責務を明らかにするとともに、ホームレスの人権に配慮し、かつ、地域社会の理解と協力を得つつ、必要な施策を講ずることにより、ホームレスに関する問題の解決に資することを目的とする。」

 などと書かれ,

 第5条,6条では,「国は…総合的な施策を策定し、及びこれを実施する」,「地方公共団体は…当該地方公共団体におけるホームレスに関する問題の実情に応じた施策を策定し、及びこれを実施する」

 などと書かれ

 第7条では,「国民は、ホームレスに関する問題について理解を深めるとともに、地域社会において、国及び地方公共団体が実施する施策に協力すること等により、ホームレスの自立の支援等に努める」

 などとされている。

 つまり,この法律の基本的な仕組みは,
   国や地方公共団体が率先して施策を実施し,国民はこれに協力する
というシステムになっているということだ。

 すでに法律ができて5年以上が経過した。
 しかし,この法律のとおり,自立支援の政策が実施され国民がこれに協力するというような,この法律が予定しているシステムが機能しているのかどうか,私は知らない。
 単に私が寡聞または不勉強なのかも知れない。
 ただ,福田首相就任後の国会議事録を検索してみたが,この法律の施策について正面から議論をした形跡は全くなかった。
 少なくともヤル気がないことは明らかだろう。

 やっぱり,本当に「生存権」の権利実現を図っていこうとするならば,行政の政策を期待したりするだけではダメだ。
 たとえ法律が整備されても,受け身でいる限り何も変わらない,ということだ。

 この「ビッグイシュー」は,市民が自ら動く,というところから社会変革が進んでいくということを象徴する存在だ。
 すなわち直接的な民主主義的活動の実践である。


 そういう意味で,自分たちにカツを入れ,頑張ろうという気持ちにさせてくれる。
 街角で「ビッグイシュー」の販売員を見つけたら,是非買って,元気をもらおうと思う。
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