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 裁判の法廷で,相手のことを「詐欺師!」と繰り返した行為が,名誉毀損に当たるという判決が出たそうです。
(→こちらより

 昨日(2/25)の東京地裁での判決とのことですが,判決文を読んだわけではないので,正確さに欠けるかも知れませんが,どうやら,この人は,
   ・大勢の傍聴人が聴いている前で,
   ・裁判長が注意をしたのに聞き入れず,
   ・何度も「詐欺師!」と繰り返した,
ということで,裁判所は「法廷では感情的になりがちだが、内容や回数から社会的に許される限度を超える発言。裁判官らから控えるよう注意されたのに公開の法廷で執拗に繰り返した」(記事より引用)と指摘し,40万円の慰謝料の支払いを命じました。

 ここでポイントになるのは,
   ■度を過ぎた
   ■非常識さ

が問題であり,単に「詐欺師」と発言したことだけを捉えて違法と断じられているわけではない,ということです。

 実際,この人は別の裁判上で「詐欺師」という言葉を述べているのに,度を過ぎていない程度のものは,考慮外とされたようです。

 訴訟上で,激しい言葉の応酬が展開されるのは,別に珍しいことではありません。
 裁判所も「法廷では感情的になりがちだ」と言い切っています。

 実際,弁護士の書いた書面が名誉毀損だぁ!と訴えられた件でも
 名誉を損なうようなものがあったとしても…
相当の範囲内において正当な訴訟活動として是認される
という判決もあるくらいです(東京地方裁判所平成16年8月23日判決)。

 「相当な範囲」って,難しそうな感じがしますが,
 要はTPOをわきまえて,度を過ぎたことはダメよ,という単純な話です。

 何事でもそうだと思いますが,問題とすべきかどうかは,その状況に応じて,やり過ぎ,言い過ぎになっているかどうかでしょう。
 難しい言葉や,難解な議論に流されて,単純で素朴な感覚がマヒしていないかどうか常にチェックが必要です。
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