上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 ミャンマーのサイクロン被害は甚大で,本当にひどい。
 被災者の方々には,国境を越えて,心よりお見舞い申し上げたい。

 目下のところ,ミャンマーは軍事政権下にあるけれども,
    「軍国主義が自然災害に弱い」
という法則を,まさに裏付ける結果となっている。

 たとえば,警戒措置の遅れ,緊急事態の放置,復旧活動の停滞など,災害対応の稚拙さは目を覆いたくなるほどだ(→たとえば,毎日新聞産経新聞朝日新聞など各社指摘あり)

 これは,歴史的にも,社会的にも,既に教訓化している事実だ。
 たとえば・・・・

 アメリカでは,危機管理庁(FEMA;フィーマ)が,災害対応の中軸であった。
 ノースカロライナ地震の際には,FEMAの対応が,世界のお手本となった。
 しかし,9.11後のテロ対策強化で,FEMAが軍の下部組織に位置付けられてからは弱体化し,ハリケーン・カトリーナでは被害を救うことができなかった。(→こちらを参考に


 北朝鮮は,言うまでもなく軍事大国の道をまっしぐらに進んでいる。
 国家予算の大半を軍事費が占めている一方で,過去10年間における自然災害による死亡者数は、北朝鮮が世界最多となっている。
 すなわち,北朝鮮では,全世界の自然災害の死亡者数の37%(45万8435人)を占めている。
 大津波に遭ったインドネシアの死亡者数をはるかに凌駕している(→こちらを参考に)。


 日本も例外ではない。
 第2次世界大戦前後には数々の大規模な自然災害被害が生じている。
   ◆1940年7月12日の三宅島噴火で死者不明者46人,
   ◆1941年7月15日の長野北部地震で死傷者23人,
   ◆1941年11月28日の豊橋竜巻で死傷者53人,
   ◆1942年8月27日の台風16号で死者不明者1158人,
   ◆1943年9月10日の鳥取地震で死者1083人,
   ◆1943年9月20日の台風26号で死傷者1461人,
   ◆1944年12月7日の東南海地震で死者不明者1223人等
我が国が軍事にかまけて,自然災害対策を無視し,防災投資を怠っていたことの証左であり,大いなる教訓である(→くわしくは拙著を


 とにかく,軍隊が,自然災害に役に立たないということは間違いない。
 むしろ,軍国主義の増大(軍事費の増大)は,自然災害被害の増大(防災費の削減)と,比例関係にある。

 また,軍隊というアイテムは使い方が難しい。
 ミャンマーの復興支援に,米軍派遣が検討されているそうだが,双方の軍事方針などをめぐってうまく進まないらしい。
 日本でも,自衛隊の海外派遣をめぐって,ゴチャゴチャしたのは記憶に新しい。

 こういうときに,真っ先に国境を越えて出動する支援部隊を編成して,国際貢献するのが望ましい。
 故小田実さんは,自衛隊を解体して,災害救援隊に再編成すべきだ,と主張していた。
 そういうのが,日本が国際社会で名誉ある地位を占めるために,最も効果的だと思うのだが。

 ともかく,ミャンマーにおける被害が,これ以上に拡大しないことを祈るばかりだ。
Secret

TrackBackURL
→http://tukui.blog55.fc2.com/tb.php/653-1a6ce84a
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。