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 10月27日,28日に行われた神戸地方裁判所での模擬裁判について,弁護団長を務めた朝本行夫先生が,その様子を連載レポートしています。

 兵庫県弁護士会が配信しているメルマガ(→http://archive.mag2.com/0000139606/index.htmlにアクセスしてみて下さい。)で,第1回,第2回と続いています。

 この裁判では,私も弁護人を務め,最終弁論を担当しました。
 そこで,何回かに分けて紹介させていただきます。

 模擬裁判・傷害致死事件(その1)

               兵庫県弁護士会 裁判員制度実施本部
               本部長代行  朝本行夫 弁護士

1 神戸地方裁判所,神戸地方検察庁及び兵庫県弁護士会は,それぞれが裁判官,検察官,弁護人,そして職員等から被告人や証人役を出して裁判員裁判の模擬裁判を何回も行って来ましたが,平成20年10月27日及び28日の2日間,傷害致死の罪名で起訴された事件を対象にした模擬裁判を実施します(神戸地方裁判所は,模擬裁判を一般には公開しておらず,傍聴は裁判員選任手続に裁判所までお越しいただきながら,裁判員に選任されなかった方しか傍聴はできません。申し訳ありません)。

 このメルマガで,模擬裁判で弁護人がどのようなことをするのかをお話しさせていただきます。これをお読み頂ければ,実際の刑事事件での弁護人の役割もある程度,ご理解いただけると思います。

2 刑事裁判は,検察官が起訴状を裁判所に提出することから始まります。
 この事件の起訴状は,次のような内容です。

                起 訴 状

                           平成20年9月1日

神戸地方裁判所 殿
                      神戸地方検察庁
                      検察官 検事   田 中 ○ ○ ○

 下記被告事件につき公訴を提起する。

                  記

 本籍  甲県B市東町7丁目8番9号

 住居  同県A市西町3丁目2番1号 西町マンション209号室

 職業  会社員

   勾留中
                             島 拓 郎 

 被告人は,平成20年4月26日午前2時50分ころ,同県A市北町9丁目8番7号所在のもみじ食堂内において,島田英一(当時46年)と飲酒中,口論となって立腹し,同人に対し,左手でその胸ぐらを掴みながら右手拳でその顔面を数回殴打して同人を椅子から床上に転倒させるなどの暴行を加え,よって,同人に頭部打撲損傷の傷害を負わせ,同日午前4時18分,同視中央6丁目5番4号所在の甲県立病院において,同人を同傷害に基づく外傷性くも膜した出血により死亡させたものである。

                罪名及び罰条

傷害致死                       刑法205条



3 被告人の島拓郎さんは,起訴される前の捜査で,警察官・検察官に対して,その起訴事実を全て認めています。
 弁護人は,事件記録を検討しても,傷害致死そのものは争うことは困難と判断しました。
 しかし,全く争いがない訳ではありません。
 次号以下で,弁護人の主張等をご説明させて頂きます。


私のブログでも,さらに続きを掲載させていただきます。
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