上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 わが事務所の所在する阪急西宮北口エリアに,本日,西日本最大級の店舗面積を誇る,
   西宮ガーデンズ
が堂々オープンします。

 この近所の大ニュースであることはもちろん,新しいモノ好きで好奇心旺盛な私としても,当然,見物に出かける予定です(ただし,もう数日経って,一段落してからですが。)
 一消費者としては楽しみなことです。

20081126082447.jpg ところで・・・・・,
今日の新聞チラシ広告は,ガーデンズのテナントのチラシがあふれていましたが,その中に,ガーデンズと目と鼻の先のミドリ電化のチラシも入ってました。
「徹底抗戦 ミドリ電化西宮店 他店に負けません!」
という宣伝文句が踊っていますが,なんともいえない厳しさというか,必死な宣言の中に,一抹の寂しさを感じさせます。

 今日の日経新聞を見ると,この阪神地域内の大規模商業施設の競争激化が取り上げられています。
 西宮のららぽーと(近々,著名な『キッザニア』が入店予定),伊丹のダイヤモンドシティなどのほか,JR西宮駅前のフレンテからコープが撤退することになった記事などが出ていました。

 こうしてみると,地域の小規模な商店街や商店主の記事などは,もはや取り上げられることもないのに気付きます。
 さびしさを感じる原因は,このあたりにありそうです。


 大規模小売店舗における小売業の事業活動の調整に関する法律(いわゆる「大店法」)が,廃止されたのが2000年6月。
 我が国における,地域まちづくり政策の大転換でした。
 それから8年が過ぎて,日本全国の小規模商店街は,すっかりシャッター街と化してしまいました。

 もともとの大店法の1条の目的は,
「この法律は,消費者の利益に配慮しつつ,大規模小売店舗における小売業の事業活動を調整することにより,その周辺の中小小売業の事業活動の機会を適正に確保し,小売業の正常な発達を図り,もって国民経済の健全な進展に資することを目的とする」
となっていました。

 これに対し,
 大店法の廃止後に施行された現行法(「大規模小売店舗立地法」)の
第1条の目的は,
「この法律は、大規模小売店舗の立地に関し、その周辺の地域の生活環境の保持のため、大規模小売店舗を設置する者によりその施設の配置及び運営方法について適正な配慮がなされることを確保することにより、小売業の健全な発達を図り、もって国民経済及び地域社会の健全な発展並びに国民生活の向上に寄与することを目的とする。 」
となっていて,一見すると,ほとんど変わりがないように見えるのですが,中身が全然違います。
 こういう規制法の目的には,読み方があります。

 旧大店法は,「中小商店を守るために」(=弱小店主の保護の目的を正面から定めていた),「大規模店舗そのものを規制する」(=大資本を幅広く規制)というスタンスだったにもかかわらず,
 新法は,「周辺地域の生活環境保持のために」(=目的自体はほとんど無意味で無内容),「大店舗の立地を規制」(=立地以外はほとんど自由ということ)というふうに変わりました。

 自由こそが唯一の解決策だ!というバブル後に大流行した単純な経済再生的発想が根付いています。

 この法律改正によるまちづくり政策の大転換の,西宮における総仕上げが,この西宮ガーデンズなのかな,と思ったりします。

 新しいモノ好きな一消費者としては,素直に嬉しいことです。
 しかし,地域全体が元気になれるかどうかを考えると,ちょっと考えてしまいます。

 さて,さて・・・
 うちの事務所が立っている,西宮北口駅の北西区エリア(西宮ガーデンズの反対側)は中小商店街の密集地です。
 人の流れが,こちらにも向けられるでしょうか?

 今晩は,西宮ガーデンズのすぐ近くの焼肉屋さんで定例会が予定されています。
 元気な空気が,こちらにも向けられるでしょうか?

 ミドリ電化をはじめとする既存店(いまや「中規模店」です)は「他店に負けない」と頑張っています。
 お金の流れは,こちらにも向けられるでしょうか?

(駅に行ってみますと,ものすごい人だかりでした。)
20081126114352.jpg

(写真後方に見えるのが西宮ガーデンズです)
20081126114434.jpg

Secret

TrackBackURL
→http://tukui.blog55.fc2.com/tb.php/718-4ab948d7
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。