今日,加藤周一さんのお別れ会が有楽町で開かれます。
 私の手帳に,ずっと前から書き込んであるのですが,行けるかどうか・・・・。

 昨日,「科学」について,ちょっとしたカルチャーショックを受けたばかりですが,こういうときは,加藤周一さんの著作に接してみたいです。

私にとって,たとえば,
 広辞苑は,語句の意味を知るツール。
 Wikipediaは,雑学を深めるツール。
そして,
 加藤周一著作集は,物事の思考のあり方を案内するツールです。

 『居酒屋の加藤周一2』の「科学,そして価値について」には,こう書いてあります。
「科学」といえば,そのまま「正しい」というのとほとんど同じ意味で使われているんですね。
 しかし,私の理解するところでは,科学は仮説の体系です。
 今まで知られている限りの事実に基づいて,できるだけ精密な論理によって,たぶんこれが正しいだろういう結論を組み合わせた知識の体系を科学という。
 ということは,その結論に変更の余地があるということです。
 「絶対に正しい」とは言わない。
 私の理解する「科学」は,最も確からしいことについて叙述しますが,これが真理だとは主張しないわけです。
 ・・・・・(中略)・・・・・
 ですから「『科学的』ということは同時に真理だ」と思うことは,科学に対する誤解だと思います。

 なるほどー,とあらためて感じました。

 昨日のミニ実験おじさんの繰り広げると重ね合わせてみると,
 「実験」と「失敗」により,「発見」を経て,「進歩」につなげるのが「科学」なのですから,
 加藤さんの指摘は,まさにズバリそのものであったわけです。

 「これが真実!」と言い切るマヤカシの非科学性を,あらためて認識する機会を得ました。
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