昨日の4・25の「つながりカフェ」で,負傷者として歌い続けている山下亮輔くんがミニライブをしてくれました。
 自作の名曲「君と歩く道」に続くアンコールに応えて,SMAPの「セロリ」を歌ってくれました。胸に染みる歌声でした。

 しかし,どうして草君がメインソロであるこの歌を選曲したのか,草君が釈放された直後だっただけに,その意図について,いろいろ考えがめぐりました。


 私は,憲法をテーマにした講演をするとき,(同僚の徳岡宏一朗弁護士の受け売りですが…,)憲法の最高価値である「個人の尊重」(憲法13条)をあらわした象徴として,
   「世界に一つだけの花」
を紹介することが多いです。

 「ナンバーワンではなく,オンリーワンにこそ価値がある」

という,「個人の尊厳」という,まさに憲法の神髄を一言で言い当てた秀逸ソングです。

 ご存知の方も多いでしょうけれども,この歌は槇原敬之さんが過ちで処分を受けた後の謹慎期間を経た後に作られた歌です。

 つまり,弱い立場,辛い立場,苦しい立場に立った経験を踏まえて,
まさに絞り出すようにして得られた一つの価値観ではないかと思っていたのですが,
 歌い手であるSMAPも,決して「勝ち組」の集団ではなく
稲垣さん,草さんといった,同じように「弱い立場,辛い立場,苦しい立場」を味わった人たちも加わっているわけで,
きっと,「オンリーワン」という言葉に,より深みが出てくるのではないかと期待をします。

 痛みを知る人は,
   「勝ち組ナンバーワン」
よりも,
   「一人ひとりのオンリーワン」
の方が,ずっと価値があるということを,自らの体験を通じて知っています。


 私は「世界で一つだけの花」に,より一層深みが出てくるに違いないと期待をしています。

 草さんが苦しい謹慎期間を経て復帰した暁には,是非,万感の思いを込めて「世界で一つだけの花」を歌って欲しいと思います。

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