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 安倍晋三「美しい国」ですが,所信表明の本ですね。目次をみて,ちょっと驚いたのは,「教育の再生」というところに,とりわけ大変な力を入れているところです。
 経済のことなんかろくに書いてありません。だけど,教育に関しては,「国に対して誇りを持つ」「喫緊の課題は学力の向上である」「ダメ教師には辞めていただく」「教育の目的は,志のある国民を育て,品格ある国家をつくることだ」などという,力強い(?)志をあらわした文章がたくさん踊っているのです。この本からすると,安倍さんはかなりの精神論者ですね。
 教育基本法が危機に瀕しています。安倍さんの公約を見る限り,いの一番に改定を試みるつもりなんでしょうね。
 しかし,「教育の再生」をするときに,「教育基本法」を変える必要はありません。なぜかというと,これまで,教育基本法に定めているとおりの教育など実施されて来なかったからです。
 つまり,教育基本法どおりにやっておけば,今の「教育の荒廃」などは起こらなかったということです。

 教育に関する法制は,ヘンテコなねじれが生じています。戦後10年ぐらいは,ちゃんと教育基本法に基づいた教育が行われてきましたが(安倍さんの美しい国の中でほめたたえている「ALWAYS 三丁目の夕日」の時代は,このころのことです。),その後,教育基本法の趣旨に反する内容の行政立法(学校教育法とか地方教育行政の組織及び運営に関する法律とか,いろいろ沢山)がなされたり,理想の教育からほど遠い学習指導要領のような代物で現場が拘束されたりして,教育基本法は,出番がないまま40~50年が過ぎました。
 もし,安倍さんが言うような「ダメ教師」が問題だとしたら,このような理想を欠いたヘンテコな教育行政がつくり出した産物でしょう。これらの結果が,現在の憂い社会です。
 ここで,立ち戻るべきは基本となるべき「教育基本法」にほかなりません。

 これからも,この件についてはいろいろ言わせていただこうと思いますが,とりあえず,兵庫の弁護士の有志で,「兵庫の弁護士が語りつくす!教育基本法!!」というブログを立ち上げたので,そちらの方もご覧下さい。
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