どうでもよい大変つまらない話なのですが,衆議院総選挙が「公示」されました。
 「告示」ではありません。

 「公示」は,国会議員の総選挙の投票日を告知することです。

 これに対し,「告示」は,地方選挙や国会議員補欠選挙の投票日を告知することです。

 広辞苑(第6版)によると,
  「公示」は,「公の機関が広く一般に示すこと」
  「告示」は,「国家・地方公共団体などが広く一般に向けて行う通知」
ということで,公示の方が一般的には広い意味で使われる言葉ですけれども(~私らの業務では「公示送達」とか「公示催告」など,よく使う親近性のある言葉です。),
選挙の場面では,「公示」の方が限定的で,しかも,格上でなんですね。

 「公示」の根拠条文は,憲法7条に定める,天皇の国事行為です。
第7条 天皇は、内閣の助言と承認により、国民のために、左の国事に関する行為を行ふ。
1.憲法改正、法律、政令及び条約を公布すること。
2.国会を召集すること。
3.衆議院を解散すること。
4.国会議員の総選挙の施行を公示すること。
(後略)

 簡単にいえば,「公示」「告示」は,意味も内容も変わらないのですが(公職選挙法では,ほとんどの条項で「公示又は告示」と書いて,十把一絡げにしています。),
あえて両者の違いを言うとすれば,
  憲法に「国民のために」と明記
されていること。

 すなわち,憲法前文などでも冒頭の一文は,
前文
 日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し・・・・
から始まっています。
 そこから示されているとおり,国会議員の総選挙が,日本における最も重要なイベント宣言だというところなのでしょう。

 すなわち,憲法の下に行われる選挙だということを,国民自身もよくよく自覚し,投票に臨むべし,というところかしら・・・。(かなり,こじつけっぽいですが。)

 つまらない言葉のおはなしでした。
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