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 神戸地裁で,本日,裁判員裁判が始まりました。
 西日本では第1号になるそうで…。

 主任弁護人の西田雅年弁護士は,第1号事件ということで出動した切り札1号ですが,
 弁護士会きっての情報通で,毎朝ネット上の記事を含めあらゆる情報に最速アクセスし,
 社会の感覚を敏感につかんでおられます。

 どれだけ古い慣習や因習を脱ぎ捨てられるかが問われる裁判員制度で,
 これ以上ない人選でした。
 (とはいえ,さすがの西田先生も,この3日間は,ネットを見る時間も余裕もないことでしょう。おつかれさまです。)

 先日の青森の裁判員裁判では,求刑どおりの判決が出ました。
 これまでの例と比べると,重い刑になったという感覚です。

 今回の裁判は,逆に,いろいろ情状があるようで,
 青森と比べて,針が逆振れてしまうかどうかが,注目です。

 弁護士会では,会長声明が発されました。
 「3年後の見直しに向けて,検証を行う」
ということが一つのメッセージです。

 裁判員裁判そのものに対し,3年後には判決が下される,ということです。

 
兵庫県における裁判に制度第1号事件の公判開始にあたっての会長声明

 本日,裁判員が参加する初めての公判が神戸地方裁判所で始まりました。
 弁護士会は,従来から,市民の司法参加を主張していましたが,兵庫県においても,裁判員制度の初めての公判が始まったことは,大変重要な意義があります。

 裁判員制度は,市民が刑事裁判に参加して,裁判官と共に,被告人が有罪か否かを判断し,有罪の場合は,刑の重さまで決める制度です。
 このような市民の司法参加は,市民の健全な社会常識を裁判に反映させ,司法に民主主義を実現するものです。
 さまざまな経験や知識を持った市民が,その常識に照らして「有罪とするのに疑問の余地はない。」と確信できないときは,被告人は無罪とされます。
 このような「疑わしきは罰せず」という原則を貫いてこそ,無実の市民を誤って処罰する冤罪を防ぎ,かけがえのない自由と権利を守ることができます。

 裁判に制度は,始まったばかりであり,実施状況を検証し,よりよい刑事裁判を実現するために,3年後の見直しが予定されています。
 そこで,当会も弁護士・弁護人の立場から,裁判員制度の実施状況の検証を行う予定ですが,その前提として,裁判官と裁判員の評議がどのように行われたのかを明らかにするために,裁判員の守秘義務を緩和することが必要です。
 また,裁判員が被告人の自白の任意性・信用性を判断できるよう,捜査当局が取り調べの全過程を録画することが不可欠であり,当会は,取り調べの全過程の録画を強く求めます。 

 当会は,兵庫県における裁判員制度第1号事件の公判が開始された意義ある日を迎え,この制度がよりよいものになるよう,そのあり方を検証し,その制度改革と運用改善がなされるよう努めていく決意を表明するものです。

             2009年(平成21年)9月7日
             兵庫県弁護士会 会長 春名一典
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