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 JR西日本に対する批判は各方面から出ているとおりで,私も同感である。

 遺族,負傷者をはじめ,被害者の方々にあっては,つい先日(2009年8月22日と23日)に行われたJRの説明会をきっかけにして,
JR西の姿勢に,一定の評価を寄せつつあったところだけに,
「裏切られた」という思いは,ひときわ強いに違いない。
jrroueiyamazaki.jpg
 なさけないというか,あきれるばかりである。

(※これは,JRのHPに掲載されている山崎元社長の謝罪文→こちら

 今回の問題は,9月25日に前原国交大臣が記者発表したことにより発覚した。

 漏洩の疑いについては,神戸地検が山崎社長を起訴した2009年7月8日の時点で,
 関係筋は,おそらくある程度は,分かっていたのではないか。

 問題となった,平成9年1月のJRの総合安全推進委員会の資料(=函館線の脱線事故とATSの関係について記載されている)が,事故調の報告書で漏れていることは,検察庁の操作を通じて,運輸安全委員会も分かっていたと思われる。
 少なくとも,調査委員の山口浩一氏は,事情聴取を受けていたはずだ。

 にもかかわらず,これまで公表されなかったのは,
 JR組織に脈々と受け継がれているのと同質の,
 官僚の隠蔽体質の影響があったとも考えられる。

 読売新聞には,検察庁が,この週明けにも,捜査資料を被害者に対して開示することになることから,
 捜査資料を通じて,今回の漏洩問題が発覚するのに先んじて発表することにした
 という深読みの推測記事も出ているが,
 そういうこともあるのかも知れない。

 いずれにしても,今回の発表が,政権交代に伴う姿勢の転換によるものであるならば,
 やはり,一つ大きな意義があったと思う。
 当たり前のことを,当たり前にやっていただく政治を,今後も期待する。


 JR福知山線事故については,
   刑事事件としては,新しい場面を迎え,
   民事賠償の問題もいよいよ本格化する,
という新しいステージを迎えている。

 今回の問題の大きさは,先月末に行ったJR西の総括的な意見発表で,この問題を終わらせてはならない,ということを示していると思う。

 おそらくは,
   「もう一度,事故原因の究明に向き合え」
というタイミングを啓示する事件だったのだと思う。

 遺族らが
   「なぜ事故が起きたのか,JRが原因を自ら調査して説明して欲しい」
と,延々と訴え続けてきたことを想起し直すべきである。

 もし,もっと早くから,JR西が自ら行う事故原因の究明に乗り出していれば,今回のような,裏工作などは全く不要だったはず。
 JRは,「事故調査委員会に全面的に協力する」などと言い続けて,自らの究明作業を怠っていたので,「協力したのだから,ちょっとぐらい教えてよ」という,赤ちょうちんのギブ・アンド・テイクな安直行為に陥ったのだ。

 遺族らが求めている「事故検証委員会」の発足が急がれる。
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