上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
「被災者支援システム」というのがある。
自治体のための,被災者情報に関する情報データベースシステムのことである。

総務省のお墨付きで,公表され,無償で配布されている。
(財団法人地方自治情報センターのHPから入手できる⇒こちら

このシステムを開発し,阪神淡路大震災でこれを活用し,普及に努めている
吉田稔さん(西宮市情報センター長,被災者支援システム全国サポートセンター長)
のお話を聴いた。
(参考対談は⇒こちら
(⇒総括レポートはこちら

システムそのものは,非常に優れたもので,
単なる情報データベースだけでなく,
GISの地図情報や,福祉情報とのリンクが可能で,
り災証明の発行や,統計処理,災害時要援護者対策にも役立つ。

6年前の台風16号で,塩瀬地区で河川氾濫による3m浸水時にも,このシステムが有効活用され,
一人の死者も出さなかった,という実績がある由。


吉田さんのお話は,非常に分かりやすくて明快だった。

この類の,災害システムは,大学や,公私の研究機関,企業なども考えているようで,類似のシステムもあるようだ。
しかし,そういうところの説明は,ごちゃごちゃしてたりして,なんだかよく分からないことが多い。
これに対して,吉田さんの話は圧倒的に分かりやすかった。


それはなぜか。

「人の命を救うためのシステムだ」という強い理念で,一本の太いスジを通して,現場目線の開発に取り組んでいるからだ。


類似システムを引き合いに出すと,
  “専門家のためのシステム”
  “情報管理のためのシステム”
  “システムのためのシステム”
というのが,対極概念だろうか。

 システムを作ること自体が自己目的化すると,システムも分かりにくくなるし,話も専門的で難しくて分からなくなる。


 吉田さんの話は,“「人の命」のために「情報」がある”という強い確信が,太い柱のように貫かれているから分かりやすいのだろう。


ちょっとずれるかもしれないけれど・・・

裁判所のことを「法の番人」というが,
 “法律家のための法解釈”
 “法秩序のための判断”
 “法律を守るための裁判”
というのがダメなのと似てるような気がした。

 「人のために法がある」という発想で法律を考えないといかんなあと思った。
Secret

TrackBackURL
→http://tukui.blog55.fc2.com/tb.php/869-93a046b7
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。